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注意力散漫なADHDエンジニアへ「散漫さを武器にしよう」

重度のADHDでなくても、注意力が散漫、一つのことに集中できない、

興味の対象がすぐ目移りしてしまうタイプの人間は少なくないと思う。

特にIT系のエンジニアにはその傾向が多い気がする。

自分もその一人だ。

ふと隣のハイパフォーマーな同僚をみると、やるべき1つの仕事だけに数時間ずっと没頭して、ものすごい成果をあげている。

それを見て自分もタスクにとりかかるもやる気が起きず、つい趣味のコードを書いたり文献調査をして1時間を過ごしてしまう。

隣の彼の姿と自分を重ねると、自分はなんて生産性が低いんだと辟易としてしまう。

しかし、我々はそのフィールドで勝負をしてはいけない。

1つのことをずっとやり続ける集中力なんて持ち合わせていないし、多分一生手に入れることはない。

我々の武器は、様々なことに興味を持つことだ。

そして興味をもったことに対しては、「仕事として」ではなく「遊びとして」愛をもって取り組めることだ。

だから2つルールを定めよう。

まず第一に、目の前のタスクに興味がわかない時は、他の興味が湧くコードを思う存分書くこと。

業務時間でもなりふりかまわず好きな趣味のコードを書け。飽きるまで趣味のコードを書きまくれ。

生産性でなんか負けてもいい、ただ興味と知見の広さでは絶対に負けるな。

そのうちきっと趣味のコードにも飽きてくる。そうしたら自ずと仕事のコードに興味が向いてくる。

そうなってしまえばこっちのものだ。興味を持つようになった時の集中力がすごいことは自分が一番知っているだろう。

第二に、終わらせた仕事の数を追う代わりに、趣味を含めて書いたコードの総量、学んだ知識の総量だけに着目すること。

その尺度で君のことを測れば、いま隣で猛烈にタスクに集中している隣の同僚にも匹敵するだろう。それどころか、勝りさえするだろう。

注意力散漫なADHDエンジニアへ。

目の前のタスクに興味が持てない?

じゃあそのタスクは一旦横にどけておいて、好きなコードを満足いくまで書いてしまおう。

業務時間であっても遠慮はいらない(ただバレないようにうまくやれ)。その散漫さを武器にしよう。それが我々の戦い方だ。