SIer(子請、孫請含む)から、ユーザー企業の情シス部門に転身するのは、いつぞやの人気ルートだった。けど、恐ろしいほどのリテラシーの低さや、事業部門の発言力を目の当たりにして闇堕ちする人が続出したんだよなあ。1年にユーザー側の担当者が4回変わったことがあるよ。表情が暗い人が多かった。
自社サービス提供してる企業に入ってみたらマーケと開発の発言力が圧倒的にマーケに掌握されていて、開発は使い勝手のいい社内下請けになってるってケースもよく見た。
開発も長期的視野を持つことを止めて脳死で目の前のタスクをこなす方が楽みたいなところもあったものだが。
とはいえ、自分自身も会社やプロダクトの未来に全く興味が無いので社内下請けの立場に特に不満は無かった。
エンジニアというものは気に喰わないことがあればスッと別の会社に流れればよいだけなので、企業戦略や組織に一々感情を動かす必要などないのだ。