いつだってプレスリリースは建前だ。本音は別のところにある。それを紐解くカギがOpenTofuのGitHubのContributorsにある。左から所属先を見てみよう。
env0のエンジニア、env0のエンジニア、Spaceliftのエンジニア、env0のエンジニア...
env0やSpaceliftは上記であげたLinux Foundationのアナウンスで、今後5年間にわたりフルタイム開発者を雇用することを宣言した企業のうちの一つだ。私にはあまりなじみがない、これらはどういった企業だろう?
env0、Spacelist、これらの企業はいずれもIaCのマネージドサービスを提供している。多種多様なIaCの実行基盤をワークフローという形で束ねて提供するサービスを展開してる。
かくして、ライセンスの変更により、env0やSpacelift等、Terraform Cloudのライバルになりえたマネージドサービス企業はことごとくTerraformを使えなくなったわけだ。そりゃ困るよねと。
そこでOpenTofuを発足させたわけだ。要はビジネスの都合である。
今回の騒動は、純粋にTerraformに対してオープンソースソフトウェアの精神からコントリビュートしてた開発者もないがしろにしたことは事実だ。だが、正直OpenTofuの発足メンバーがその精神を声高に訴えるのは正直違うよねっていうのが所感である。