[...]一番聞かれる質問第一位は、「結局EMって何する人なんですか?」 です。一口にEMって言っても、なんか人によって得意な領域が違っていたり、大事だと思うポイントがバラバラなので、この疑問を持つのはそりゃそうだよなあ、とは思います。というわけで、このエントリーではEMは何する人なのかを明らかに・・・と思ったのですが、一言で語るのはやっぱり難しいなと思っています。なので、なぜ僕がEMという役割を説明するのが難しいと思っているのか、を書いていきます。
[...]これらのことから、マネージャーの一種であるEMは、開発チームの成果を安定化させる(継続的に最大成果を出すと言って良いかも)ために、メンバーの持っていないスキルを埋める役割として機能していることが大事だと言えます。
技術課題が大きければ大きい程、開発のスペシャリストとしてのスキルセットが要求され、直接的にチーム課題を解決していくことが要求されます。一方で、メンバー構成や文化によって、技術課題がメンバーである程度やれるようになってくると組織課題の比重が重くなり、一般的なマネージャーとしてのスキルセットが要求されるようになります。