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フレーム問題は解決済み -フレーム問題に見る、AI史の闇ー

第1次AIブームの主流は、簡単な推論/探索です。迷路を解く人工知能などが有名でした。

ジョン・マッカーシーが指摘したかったのは、このような推論/探索では、迷路のような単純な問題は解決できるかもしれないが、現実世界は複雑で、AIでは簡単に解決できないということのようです。

穿った見方をすれば、第1次AIブームのスターだったジョン・マッカーシーは、拡大するAIブームの期待と重圧に耐えきれず、自らAIブームを終了させるために、AIで、現実世界の課題を解決することは根本的に不可能だと証明するためにフレーム問題を提唱したのかもしれません。

爆弾を移動させるのに、壁の色が変わるかまで考えるとか、現実問題を解決できないジョン・マッカーシーのいら立ちと必死さが伝わってきます。

フレーム問題は、現実問題を解決できなかった第1次AIブームにおいて、なぜ、AIが現実問題を解決できないか無理やり説明するために作り出された問題なのです。

フレーム問題は、現実逃避のための、言い訳のための理論に過ぎなかったのです。

なるほど...