オブジェクト指向の概念の発明者は誰ですか?(改訂版) - Smalltalkのtは小文字です
“メッセージングによる可能な限り動的な処理・実装・設計”(メッセージ指向とも)
“抽象データ型のスーパーセット”“継承によるプログラミング”(クラス指向とも)
端的にはコンピューティングに関わるすべてを「“オブジェクト”と、それに対する“メッセージ送信”で表現すべし」というドグマにより成り立たせようとする世界観で、そこで目指すべきイメージとしては、高速のネットワークで接続された小さな(しかし万能の)計算機の挙動にたとえられます。また、生命科学における細胞の営み、哲学でいえばライプニッツのモナド論に通じるところもあります。
「抽象データ型(ユーザー定義のデータ型)」を実現するのに「(SIMULA の)クラス」を用いる…という考え方なので、クラスは必須です。また、主だっては「データ型」を定義する作業をするわけですから、プログラミング言語におけるデータ型の役割、それをユーザーが定義できることのメリットを把握していないと、会得したぞ!感やシアワセ感がいまひとつ薄くなると思います。
はい