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広く使用されている「xz」にssh接続を突破するバックドアが仕込まれていた事が判明。重大度はクリティカルで...

Red HatやDebianを含むLinuxディストリビューションで広く使用されている圧縮ツール「xz」の最新版に悪意のあるバックドアが含まれていた事がわかりました(Ars Technica)。

発見した開発者のAndres Freund氏は、xz version 5.6.0と5.6.1に悪意のあるコードが含まれていることが分かったと指摘しています。幸い、このバージョンは主要なLinuxディストリビューションの製品リリースでは使用されていませんが、Fedora 40やFedora Rawhide、Debian testing/unstable/experimentalなどのベータ版リリースには含まれていたそうです。

Red Hatはユーザーに対し、Fedoraの開発版や実験版の使用をただちに終了するよう警告し、セキュリティ問題を「CVE-2024-3094」(重大度スコアは10/10のクリティカル)として追跡しています。またDebianのセキュリティチームも、この問題についてユーザに警告しています。