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Fedora、RedisからValkeyへのリプレースを検討へ

Fedoraプロジェクトは4月28日、インメモリデータベース「Redis」の代替としてRedisフォーク「Valkey」へのリプレースを検討していることを明らかにした。提案が承認されれば、今秋リリース予定の「Fedora Linux 41」ではRedisではなくValkeyがパッケージとして含まれることになる。

Valkeyへの変更を提案したJonathan Wright(AlmaLinux インフラチーム リード)はプロポーザルで「Redisのライセンス変更はFree & Open Source Software(FOSS)の原則と互換性がなく、FedoraのFOSSへの取り組みに影響を与える可能性がある。RedisのフォークであるValkeyはFOSS互換ライセンスを保持しており、強力なコミュニティと開発サポートが存在するため、Redisの有力な代替手段となりうる。(⁠Valkeyであれば)ライセンス制限を損なうことなく、強力なインメモリストアをユーザに提供し続けることが可能だ」と指摘し、Fedora 41ではRedisユーザに対して「valkey-compat」互換パッケージを提供し、透過的なRedis→Valkeyへの切り替えを提供するとしている。この提案を受け、Fedoraプロジェクトの最高意思決定機関であるFESCoは、Wrightが現在進めている互換パッケージの作業の完了を待ってから再検討するとしており、5月中旬に再びミーティングを行ってから投票で決定することになる。

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