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Googleがクラウドから「絶対に消えてはいけないもの」を消してしまう

2024年4月下旬に、Googleが誤ってオーストラリアの年金基金UniSuperのGoogle Cloudアカウントを削除してしまったとThe Guardianが報じました。UniSuperが管理している年金の総額は日本円にしておよそ17兆2500億円。UniSuperにお金を預けている62万人が1週間以上も自分の口座にアクセスできない状況が続いたそうです。

実は、このような事態を防ぐためにでしょうか、UniSuperはふだんからクラウド上で2カ所にデータを保存しておいて、万が一どちらかがダウンしても別の場所からデータを復元できるようにしていたそうなんです。ところが、今回はアカウントそのものが削除されてしまったため、せっかく別々に保存しておいたデータが同時に消し飛ぶハメに…。

幸いUniSuperは別のプロバイダ元にもデータを保存していたため、5月2日には復旧を果たし、預金も無事だったそうです。

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