オープンソースとして開発されているOLAP用データベース「DuckDB」が正式版となるバージョン1.0に到達したことが発表されました。
OLAP用のデータベースといえば、クライアント/サーバ方式の大規模なサーバアプリケーションが一般的ですが、DuckDBは、SQLiteのようにローカル環境上でシングルバイナリでローカル環境でも簡単に実行できる点が最大の特徴です。
SQLでクエリを記述すると同時に、Python、Java、Node.js、Rust、Go、C/C++、R、ODBCなどから呼び出せるAPIも備えており、クライアントアプリケーションに組み込むこともできます。
DuckDBは高速なOLAP処理を実現するために並列実行が可能なカラム型エンジンを搭載しています。
単一ファイルとして扱える独自フォーマットのデータベースファイルに加えて、CSV、Parquet、JSON形式のデータの読み書きも可能。Amazon S3のエンドポイントにも対応します。