幾つか理由が考えられます。
1. 拡張性:データサイズには限界があるだろう。おそらくMSとしてはExcelで扱うには不満がある程度には大きなデータを対象にしてる。しかし巨大なデータサイズには対応しそうにない。MS Accessのサーバーを複数台へスケールアウトするのって、ちょっと想像できない。
2. 継続性:Officeファミリーの一部は新版からなくなるモノが多い。継続してくれるか不安。
3. 互換性:新版が出た場合、以前の物と互換性があるか不安。
4. 情報漏洩:セキュリティに不安がある。
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わたし的には、1レコードのアクセスごとにロックされず、前後の数レコードまとめてロックされるのがいや(RecordLocks プロパティで、2人のユーザーが同じ1つのレコードを同時に編集しようとした時の動作の事ではない)。アプリの設計で、異なるレコードへの同時アクセスの動作が保証されてないとか、例外処理で悩みたくない。例えば、1000番目のレコードと1001番目のレコードを比較してその結果で更新して書き戻すプログラムは書けるが、動作させると(それらは同じ記憶領域の1つのブロックだから)デッドロックになって止まる…とか。
そういうバカみたいな制約から解放されるなら、無料のPostgreSQLを選ぶ。
ちなみに……やたらプロパティとメソッドの呪文がダラダラ長くなる悪癖を持っていても、VBAはロジックとして分かり易いからそれは(わたし的には)問題ない。