先輩と後輩が関係者なので、少し遠回しな回答になるのをご了承願います。
■ 先輩の話 -> みずほ創業当時の大障害について
当時、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の合併が決まりシステム統合の話になりました。しかしながら当時の銀行業界のシステムは10~20年プロジェクトは当たり前であり、各社ともシステムへの投資もそれなりの物になっていました。
そこで起きたのが内部闘争です。本来は一つのデータベースとして統合すべき物を今まで苦労して作って来たシステムを廃棄するのに、躊躇したと聞きました。
結果出来上がったのが、真ん中を取ってどのシステムへもアクセス出来るプログラムを作る方法でした(今までのシステムを流用する)
この時、起きた大障害は正に↑のプログラムが原因でした。
・・・元々無理が有ったんでしょうね。
■ 後輩の話 -> 数年前のみずほの大障害
元々銀行系のシステムの多くはメインフレームと呼ばれる大型コンピュータで行ってましたが、時代の流れと共にクラウド化する事になりました。
メインフレーム -> クラウドへの焼き直しをするのは良いのですが、如何せんメインフレーム系エンジニアの多くは、現在定年退職した団塊世代です。
当然、現役の技術者には荷が重く(↑に明るかった私に退職後相談に来た位)工数は読み間違えるは、仕様確認に追われるはで現場は混乱を極めたそうです。
業界では有名な話ですが、当時最大で8000人のエンジニアが足りなくなったそうで、下請け会社や派遣会社は大量の「素人」を投入しました。
・・・結果は見てのとおり。。
〇 雑感
IT業界では有名な話なのですが、銀行・金融系の会社は
金払いは良いけど、意味不明な柵が多いのです。まぁ内部のルールや人の問題が凄く大きいんだと思います。