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古いコードを捨てて1から書き直したからこそ続いているソフトウェア

Joel on SoftwareにNetScapeを例に、古いプログラムを捨てて1から書き直したくなるのは戦略ミスだって書いてあるけど、あのとき書き直してなかったら続いてないんではって思ったので、1から書き直して続いてるソフトウェアを挙げてみる。

Joel on Softwareには、移行のための3年というのはインターネットの世界では非常に長いと書かれていたけど、それから20年たって動きも落ち着いて、3年はそう長くないようにも見える。 AIに関わらないプロダクトだと、3年のギャップはそこまで問題にならないんでは。逆にAIに関するプロダクトは3ヵ月の遅れが致命的になってる。

ただ、見返してみると、FirefoxもWindowsもmacOSも、20世紀のコードを21世紀に入って捨てたもので、それ以降は安定して書き換えるという話になってないですね。

はてなブログも、2012年くらいに稼働してると思うけど、それ以降はコードベースが古いという話になっていないです。

企業システムも、メインフレームからオープンシステム、自前サーバーからクラウドのようなアーキテクチャ変更がモチベーションにあるように思います。

インターネットの世界も落ち着いて、16bitから32bit、クラウドやスマホのような実行基盤の変更も起きないように見えるので、今後は新しい実行環境で動かすために1から書き直すということは減っていきそう。

創業期につくったシステムが成長が一段落したときにユースケースが変わっているので作り変える、といったことはあるのかもしれないけど。

MEMO: