しばしばTwitter界隈その他であふれている「経営者は◯◯をエンジニアに支給するのが当然である」みたいな主張。私に言わせれば「お花畑」と言うしかない。以下,なぜこの主張がお花畑なのかを説明する。
理由はシンプル。では貴方はもし◯◯が支給されたとしたら,その費用をはるかに上回る利益をもたらすことが出来るのですか? 具体的に提案してください,経営者に! ということ。
キチンと具体的な提案をしているにも関わらず,受け入れられないのだとしたら,その時初めて貴方の意見を聞きましょう。
貴方はそうではなく,ただ愚痴をTwitterに垂れ流しているだけではないですか? それで◯◯が支給されると思っているならお花畑ですよ!
経営者が◯◯を支給しないのは,その投資をするだけの価値がないと考えているからです。悔しかったら価値を提案しましょう。
もし価値ある提案をしているにもかかわらず,全く聞く耳を持ってくれないのであれば,転職もやむなしかもしれません。だがちょっと待て! その「価値ある提案」は独りよがりではないですか?
その「価値ある提案」は,会社の利益につながりますか? 顧客が喜ぶことですか? 経営者が抱える課題を解決することですか?
そういう提案をするには経営者が何を見て何を聞いて何を考えて何をしようとしているのかに思いをはせる必要があります。それが経営者視点です。
ビジネスの基本は,相手にとって価値があることを提案して実行することに対価が払われるということです。自分にとっての価値じゃないんです。
そのことに真剣に取り組んでいるのにも関わらず耳を傾けない職場であるならば,それは転職フラグです。そのときは今まで提案してきた価値の話を,面接等でアピールすると良いですよ。心ある企業ならばそんな貴方を受け入れてくれます。
そういうわけで「◯◯が支給されない」と嘆く暇があったら,それを上回る価値を提案して◯◯を勝ち取ってください!以上!
イキった意識高い大学生みたいな事言ってるけど、そういう愚痴が出るのは提案しても無理解な上司・経営層に却下されてるからだと思うんだよな。