Googleは「信頼性を確保するために待機しているアイドル状態のマシンも考慮する」「GPUやTPUなどのAI処理用チップだけでなくCPUやDRAMも考慮する」「計算用マシンだけでなくデータセンターの冷却システムや配電システムも考慮する」といった条件を付加し、より実際の運用に近い値を算出しました。その結果、Geminiは電力消費量の中央値は1プロンプト当たり0.24Whで、二酸化炭素排出量は0.03g、水の消費量は0.26mlであることが明らかになりました。これは「テレビを9秒みた際の電力消費量」や「5滴の水」に相当します。
GoogleはGeminiの開発時にエネルギー効率の高いアルゴリズムを選択していることや、Google製AI処理チップ「TPU」の電力効率の高さが今回の結果をもたらしたとアピールしています。また、Googleは今後も電力および水の消費量削減に取り組んでいく姿勢を示しています。