基調講演でサマット氏は、AndroidとグーグルのAIサービスである「Gemini」がスマートフォンだけではなく、テレビやスマートウォッチなど、ほかのデバイスからも利用できるようになってきたことを紹介。その上で、ユーザーが質問して答えを得る「オンデマンドモデル」から、AIがユーザーが抱える次の問題を「予測し」、アシスタンスを提供する「よりプロアクティブなモデル」へと移行すると指摘する。
その上で、基調講演のホストを務めていたクアルコムのモバイル・コンピュート&XRグループジェネラルマネージャーであるアレックス・カトージアン氏(Alex Katouzian)がサマット氏へ「より大型のディスプレイデバイス」での生産性の変化について問う。
するとサマット氏はAndroidエコシステムのすべてのデバイスに対して「シームレスに一緒に機能すること」をユーザーの多くが望んでいると解説。ノートパソコンという形態に対して、グーグルではChromeOSを提供し成功した、とした上で、AIの進歩から「可能な限り迅速に、ラップトップのフォームファクターにもたらすか」(サマット氏)という課題を指摘する。
そこで現在、グーグルが実行していることはChromeOSの体験をもとに、Androidに融合することとして、その融合について「来年に向けて非常に興奮している」と説明。2026年の投入を示した。