2016年2月24日に株式会社はてなは上場。
東証グロースの上場維持基準は上場から10年後に時価総額40億円だが、現在の時価総額は約30億円。
つまり、このままだと来年の3月には上場維持基準をクリア出来なかったことになるため、上場廃止の可能性が出てくる。
https://www.jpx.co.jp/equities/listing/continue/outline/03.html
通常は未達から1年間の改善期間を経てから上場廃止。
一応、グロース市場から時価総額基準が無いスタンダード市場に移るという手も無くは無いが、代わりにより厳しい流通株式の基準等もあり、全く容易ではない。
しかも、追い打ちをかけるように先日東証より「グロース市場の上場維持基準の見直し等の概要」が公表された。
https://www.jpx.co.jp/news/1020/um3qrc0000026eka-att/um3qrc0000026enb.pdf
2030年以降は、上場維持基準が「上場5年経過後に時価総額100億円」以上と見直される予定だ。
なお、以前に上場している企業(はてなも含む)は、一応は「なんとか頑張って100億円目指すぞ」プランを開示すれば多少の延命は出来るが、それでも猶予期間中に「⾒直し前の上場維持基準(上場10年経過後40億円)にも適合しない状態となった場合には、改善のための期間を設けず速やかに上場廃⽌を決定」となる。
現時点でも40億円ラインを超えられていない、はてなの運命やいかに...