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Linus、Rustのフォーマットチェックを「無神経でクレイジー」と酷評

10月12日に予定されている「Linux 6.18」のマージウィンドウ終了と最初のリリース候補版(Linux 6.18-rc1)の公開に向け、プルリクエストのチェックに大忙しのLinusだが、マージウィンドウ期間中はプルリクエストに対するLinusの手厳しい批判が増える時期でもある。10月1日、LinuxグラフィクスメンテナーのDave Airlie(Red Hat所属)が提出したDRM(Direct Rendering Manager:GPUを制御/管理するカーネルサブシステム)のプルリクエストに対しては、コーディングのスタイルに加え、Rustのフォーマットチェック機能に対するLinusの不満があふれ出たものとなった。

Linusはrustfmtcheckに自動整形の実行を許さず、チェック機能だけにとどめているが、インデントなしのスタイルや自動整形のあいまいなルール、useの独立性を崩す記述、差分/マージのノイズ増加などLinusにとって受け入れがたい問題が解決されない限り、“⁠Rust for Linux⁠”への道のりはまだまだ長いものとなりそうだ。