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「悪魔のように賢い」とGoogleのエンジニアが舌を巻く「悪意あるハードウェア」が登場

この「悪意あるハードウェア」は、たとえばPCで特定のスクリプトが仕込まれたサイトにアクセスすると送られてくるトリガーを受けて、論理ゲート内のコンデンサに電荷を蓄え、閾値を越えると出力をするという仕組みになっています。ここで「トランジスタを通る電流をいかに乗っ取るか」というようなアナログ手法が用いられていることから、オースティン教授らはこのハードウェアを、大学のあるアナーバー(Ann Arbor)とアナログ攻撃(Analog Attack)に引っかけて「A2」と名付けました。

A2からの出力が行われると、バックドア経由でマルウェアがOSにフルアクセス可能になるとのことで、オースティン教授によると、これは「そういった事態も想定しなければならない」という段階はすでに過ぎて「こうしたプロセッサが作られ、どこかで動作している」という状態にあるとのこと。実際、教授らはOR1200プロセッサでこのバックドアを作り、攻撃が行えることを確認しました。

あかん…こんなもんどうにもならないでしょ…