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「答え合わせ」ができないデータ分析SQLで品質を担保するためのバグ検知・プロファイリング手法

要約:

■ 1. 背景と課題

  • データ分析SQLは事前に定義された正解が存在しないためテストが困難
  • テスト観点が標準化されておらず品質が担当者の経験に依存する
  • エラーなく実行されるサイレントバグ(NULL計算による欠損等)が発生しやすい
  • データ整合性確認のレビューに多大な工数を要する

■ 2. 頻出するバグパターン

  • NULL/Unique仕様の乖離:
    • データ仕様と実態の不一致により計算結果が欠損する
  • Fan-out(レコード増幅):
    • 結合時のキー重複により集計値が意図せず増幅する
  • 複雑ロジックのブラックボックス化:
    • Window関数など複雑な処理において実装ミスが見落とされやすい

■ 3. 解決策

  • ツール開発:
    • Google Colab上で動作するデータプロファイリングツールを開発
    • CTEの統計情報(NULL数・ユニーク数)を自動算出する機能を搭載
    • 実テーブル一括作成機能により中間データを可視化し複雑ロジックを検証可能にする
  • プロセスの標準化:
    • テスト観点を必須(MUST)と推奨(WANT)に分類する
    • 体系的な品質保証体制を構築し観点の属人化を解消する

■ 4. 導入効果

  • 品質保証のベースラインが向上する
  • 手戻りが削減される
  • レビュー工数が大幅に削減される