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ここんところのWeb界隈についての主観的記録

要約:

■ 1. JSフレームワーク戦争の帰結

  • ReactがVue.jsとの競争に勝利した
  • 採用企業の増加が正のループを形成しフロントエンドエンジニアの実用的武器となっている
  • 学習者には特別な事情がない限りReactを優先して習得することを推奨する

■ 2. Vercelの台頭とNext.jsの優位

  • Next.jsがNuxtとの競争に勝利した
  • Vercel社はフレームワークから実行環境まで一手に引き受けるプラットフォーム事業を展開している
  • NuxtもVercel傘下に収められている状況にある

■ 3. Pax Reactia(パクス・リアクティア)とフレームワーク倦怠感

  • 著者の造語「Pax Reactia」はReactを中心とした安定期を表す
  • State of JSのデータがフレームワークへの満足度低下を示している
  • フレームワークは成熟に伴い高度化し習得難易度が上昇している
  • 革新的機能よりも個別最適化型の地味な新機能が主流になると予想される
  • 技術変化の速度が過去と比較して鈍化しつつあるという認識を示している

■ 4. JSランタイム・開発環境競争の激化

  • Node.jsに代わる候補としてDeno・Bun・Biome・Vite+が競争を繰り広げている
  • 将来的にNode.jsが過去の技術として語られる可能性を示唆している

■ 5. Tailwind CSSの功罪

  • 功績:
    • CSS設計の煩雑さからの解放に貢献した
  • 問題点:
    • 根源的なCSS設計の問題をJavaScriptに肩代わりさせているに過ぎない
    • フレームワークを使わないプロジェクトでは効果が限定的である
    • CSS設計がロストテクノロジー化する懸念がある

■ 6. ネイティブCSSによるJavaScript代替の進展

  • ネイティブCSS技術の進歩によりJavaScriptが不要なCSS機能が増加している
  • JavaScriptを個別実装するより容易であるため積極的活用を推奨する
  • ネイティブ技術であるため支援技術との相性がよくアクセシビリティの向上にも寄与する

■ 7. AIとWeb開発の関係

  • AIの影響によりフロントエンド専門エンジニアが不要になる可能性がある
  • 一方でフロントエンドの知見なしにはAIを適切に活用できないため引き続き必要とされる可能性もある
  • 両方向の可能性が相反する形で共存している状況にある

■ 8. 現状認識のまとめ

  • フロントエンドの最先端部分は安定しつつある
  • 根本部分はいまだ不安定な状態が継続している