/note/tech

JavaScriptランタイムのBun、Claudeを使って開発言語をZigからRustへ移行中

要約:

■ 1. 概要

  • JavaScriptランタイムBunの作者Jarred Sumner氏が、開発言語をZigからRustへ移行中
  • 移行作業にはClaudeを活用し、約1週間でほぼ全工程が完了
  • 2026年5月11日時点で、次のバージョンがZig言語での最後のBunになる可能性がある
  • Windows、macOS、Linuxでのテストにすでに合格

■ 2. 移行の理由

  • メモリ安全性の確保:
    • メモリリーク、クラッシュ、安定性の問題の修正に多大な時間を要することへの疲弊が主因
    • Rustはメモリ安全(Memory Safe)なソフトウェアを実現する仕組みを言語レベルで備える
    • 米国政府も2024年にRust等のメモリ安全な言語の利用を推奨

■ 3. 移行の経緯

  • 2026年5月4日:
    • SumnerがGitHubのBunリポジトリに「Zig → Rust porting guide」のMarkdownファイルを作成
    • 同ファイルはClaudeへの変換指示として機能し、これを機にClaude主導の移行作業が開始
    • BunはAnthropicに買収済み(2025年12月)
    • この時点でSumner氏は「実験的な試みであり、移行を決定したわけではない」と発言
  • 2026年5月7日:
    • Rust移植版はほぼ機能していない状態であり、出荷できる段階ではないと報告
    • Claude Codeによる作業は継続中
  • 2026年5月8日:
    • ローカル環境でのテストパス率に前向きな手応えを感じていると言及
    • CIでのテスト実施前であり、性能についての評価は時期尚早と付言
  • 2026年5月9日:
    • Linux x64 glibc環境においてRust移植版が99.8%のテストにパス
    • この段階からRustへの本格移行が真剣に検討されるようになった
  • 2026年5月11日:
    • 次のBunバージョンがZig言語での最後のリリースになる可能性をSumner氏が示唆
    • 移行過程についてのブログ執筆を予定しているとポスト