■ 1. コーディングエージェントの現状と能力
- Claude Code、Codex、Devinなどのコーディングエージェントは近年著しく進化している
- 以下の条件下では、並のプログラマーと同程度かそれ以上のコードを生成できる:
- よく使われている言語で書かれている
- 「この場合はこう書く」というセオリーが存在する
- セオリーを外す特殊事情がない
- 規模がそれほど大きくない
- 生産速度は人間が太刀打ちできないほど高い
■ 2. 筆者の立場と自己認識
- 筆者は自身をプログラマーとして「並」と評している
- 一部例外を除く多くの場面で自分の出番が失われつつあると認識している
- 今後、その例外はさらに減っていくと予測している
■ 3. 読書習慣の変化
- コーディングエージェントを使う以前は、プログラミングに関する本を読むことが好きだった
- 現在はプログラミング関連書を読む機会が大幅に減少している
- 変化の理由:
- 知りたいことは初手で本を読むのではなく、生成AIへの質問で完結する
- ソースを確認する際もエージェントを利用し、最終的な裏取りのみ自身で行う
- 今後、プログラミング言語やフレームワーク、ライブラリの入門書を購入する機会はほぼないと想定している
■ 4. 読む本の対象シフト
- 現在読んでいる本の種類: 組織、プロダクト、開発手法、要求定義、設計に関する書籍
- 以前はこの種の本を敬遠していたが、現在は楽しく読めている
- 読む理由:
- 立場上、これらの知識が必要になっている
- コーディングエージェントに質の高いアウトプットを出してもらうために有効であるため
■ 5. 変化に対する心情
- 「悲しくはないが少し寂しい」という心境
- コーディングはもともとモノづくりの手段という考え方であり、苦手な部分を楽にできることはポジティブに捉えている
- 一方、かつて情熱を注いでいたコーディングの占める割合がこれほど短期間で低下するとは予想していなかった
- 積読状態のプログラミング書がさらに長く積まれ続けることへの寂しさがある
■ 6. 今後読みたいIT技術書
- 生成AIは集合知であり、特定個人の生の体験や思いは含まれない
- 筆者以外には聞けない個人の体験や考えが書かれた本を読みたいと考えている
- 「顔が見える本」を望んでおり、自身が本を書くとしてもそのような内容にしたいと述べている