■ 1. Anker CEOによるモバイルバッテリー市場の見通し
- AnkerのCEO・陽萌氏はインタビューで、モバイルバッテリーが数千億元規模の市場に成長する可能性は低いとの見解を示した
- 「数年したら終わるかもしれない」との発言が報じられた
- モバイルバッテリーをMP3プレーヤー、カセットプレーヤー、CDプレーヤーなど過去の消費者向け電子機器に例えた
- それらの製品は「ユーザーが買い始めてから市場に見捨てられるまでのライフサイクルはせいぜい10年程度」であり、その後は別の製品に置き換えられると指摘
■ 2. Ankerの事業変遷と業績
- 2011年創業のAnkerは、当初モバイルバッテリー事業を中核として海外市場を急速に開拓
- 2025年の売上高は305億1400万元(前年比23.49%増):
- 充電・蓄電関連がおよそ半分を占める
- 従来型のモバイルバッテリーはすでに中核事業ではなく、充電アクセサリー、スマートデバイス、エネルギー貯蔵製品へ展開を拡大
- 2026年第1四半期の売上高は76億800万元(前年同期比26.93%増):
- 純利益は4億7200万元で前年同期比4.87%の減少
■ 3. 品質管理問題の認識
- 2025年度株主総会において、Ankerは充電製品の品質管理問題を公式に認めた
- 原因として「充電製品のモデル数が多すぎた」点を挙げた
- 2024年だけでもモバイルバッテリーは約100モデルが存在した
- 「どんな企業でも100種類ものモバイルバッテリー製品の品質を維持することは不可能だ」との見解が報じられた
■ 4. 市場動向と技術的背景
- 現時点でモバイルバッテリー市場は縮小しておらず、堅調に拡大しているとの調査結果が存在する
- スマートフォン内蔵バッテリーは技術進歩により「サイズはそのままに大容量化」が進む傾向にある
- 数年先の市場見通しは正確に立てにくい状況にある
- 市場の最前線に立つAnkerだからこそ、変化の兆しを早期に察知している可能性がある