タイトルの通り。
Xやネットでは、俺くらいの世代のエンジニアがネット文化の構築アーリー世代だから、こんな話リアルで言えばマジギレされるのでネットでしか書けないのが少し歯がゆいが
申し訳ない、今まで俺達の世代を冷遇したから日本のIT業界は衰退したんだ、という神話が流布されているが、あれ、俺達の言い訳にすぎん、実態を書いておこうと思う。
先に断っておくが、同年代のITエンジニア達よ、キレないでくれ。失敗や過去を認める事こそ新しい再生の足掛かりだと俺はこの年にもなると考える様になった。
■ 懺悔その一 「すまん、本当は俺たちの世代、全然技術力も何もかもそんなに能力なかった。」
まずこれを見てほしい
https://qlosawa.sakura.ne.jp/morphy/index.html
https://ascii.jp/elem/000/000/331/331887/
所謂モルフィーワン事件として記憶されているプロジェクトなんだが、
財務・経営・技術力・現実感、社会常識、すべてが不足しているとわかると思う。このレベルならXにいる怪しいITゴロを集めて作らせてももう少しマトモな健闘をすると思う。
「事後孔明だ!」「後だしじゃんけんだ!」とブチ切れられそうだが、これを見た20代、30代のエンジニア諸君、どう思うかね。
たぶん、君たちがやれば実機販売までは恐らくこぎつけられていた。こんな程度のプロジェクト、2010年初頭の深センでだって恐らく成功していただろう。
これが、40代エンジニア世代の黒歴史だったりする。
2000年代のIT系まとめサイト等のコメント欄や記事を見てみよう
「いつまでも開発だけやってられないぞ、営業かPMもやってもらわないと…」と上司に言われてブチ切れて机を蹴り倒して会社辞めた、という今のフレッシュ層IT業界の価値観で言えば正気を疑うような蛮行を、周りが勝算までして肯定しているという狂った光景がデジタルタトゥーとして残っているのを見かけるであろう。
なんだったら、ここの2000年代のテック系ランクイン記事を見ればいい、とんでもなくレベルが低い。時代性を加味しても、自慢だったプログラミングスキルは話にならない。
そりゃそうだろう、俺たちの世代からだからだ、C言語に挫折してもほかの簡単言語で仕事ができるようになったのは。ツールの発達によって、それこそ馬鹿が適当に入れてもマシン側が修正して出力してくれるほどになった時代に助けられていたのが実態だったのだ…
あとこのモルフィーワン騒動を見ればわかるが、異様なまでにハード関連に俺たちの世代は憎しみを持っていた。
確かに、あの時代は「ソフトウェアはハードのおまけ」という様な上の価値観に反発をしていた、実態を理解しようとせず、俺たちの世代特有の他責思想で問題を矮小化してしまっていた。
その結果論理設計しかできない、実機がモックも作れないという「やるなら軍師」系がデフォになってしまった。
「アキハバラにいるハードにもソフトにも通信機材に強いテック系オタク」なんて幻想は、アニメやゲームの中の神話に昇華されてしまっている。これも俺たちの世代のついた壮大な嘘の一つだ…
■ 懺悔その二 「すまん、ホントは俺達の功績っていう様な技術全部、散々憎んで叩いてた一つ上の世代のプロダクトだった」
「もう聞き飽きたよ」と若いエンジニア達がいう念仏の様に言われるかもしれないが、例えば俺達40代のエンジニアの功績となっているP2P(所謂Winnyとか)だが、
あれを暇つぶしの片手間に開発した金子博士、普通にバブル世代だし、生まれついてのスーパー情報科学エリート家庭の英才教育とスーパーエリートキャリアを積んだ一般化できないスペシャルパーソンだった。
寧ろ俺達40代のエンジニア世代がP2Pをエロゲの違〇ダウンロードや、特化型マルウ〇アで悪用なんかしたせいで、警察の捜査資料流出などのお上に喧嘩売る事件を起こしまくったとか社会問題になり、その人身御供に金子博士というスーパーエリートのキャリアと命を身代わりになってしまったのが実態だった。
実のところ「日本のITは既得権益に潰された、金子博士がいい例だ」なんていうXとかで流れてる言説、あれ思いっきりデマなんだ…実態は金子博士が暇つぶしの片手間で作ったものを俺たちの世代が悪用しまくった結果、金子博士が目つけられて捕まったというのが本当なんだ…
日本のエンタメIPを方向づけたエロゲ黄金期!というのもそうだ
極一部を除いて、当時名作を作りまくって、今でもゲーム業界の最前線でソシャゲ界隈などで戦ってるメーカーやクリエイター、
全部普通に40代じゃなくてその一つ上のバブル世代ばかりなんだ…
■ アリスの懺悔…
本当に申し訳ない。
老兵は己の失敗を引き受けて潔く舞台から降りればいいだけなんだが、俺たちにはそんなことできない。
他に食べていく方法を知らないし、ネット空間全体が俺達の居場所じゃなくて肩身が狭い思いをしているだけでも気が狂いそうな程嫌になるし、実際それで病んで統失化してる俺達と同世代がうろついている様になってるのも、全部社会や当時の上の世代の責任じゃなくて
100%俺たちの世代の能力不足による自業自得だとわかってる。だけど俺達はプライドが高いから、振り上げたこぶしを下ろして負けを認められないんだ…負けを認めたらそれはもう死と同義だから…
そんなわけで、どうか俺達の世代のエンジニアがXで今日も妄言喚いていても、生暖かい目で見守ってほしい、そして若いエンジニア達は、正しい歴史認識を持って再び日本のIT業界を盛り上げていってほしい
おじさんからはそれだけを伝えたかった…