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なぜ日本はソフトウェアで後れを取っているか、答えは…元MS副社長「ハードを作らなくなったから」

要約:

■ 1. ソフトで後れを取った原因

  • ハード撤退が原因:
    • パソコンのハードとその中に入るソフトの両方を作ってきたからこそ言える
    • 日本がソフトで後れを取っているのは、ハードを作らなくなったからだ
  • 日本メーカーの製造撤退:
    • テレビもパソコンも以前は作っていたが、中国などとの価格競争に負けて作らなくなった
    • 携帯電話は多くのメーカーが作っていたが、スマートフォンは作らなくなった
  • ハードとソフトの相互作用:
    • 機器の能力が高まれば、それを生かしていいソフトができる
    • 機器を作らないとソフトのことも分からなくなる
  • ものづくりとソフトの落差:
    • 日本のものづくりの力は世界トップクラスだが、ソフトは普通のレベルだ
    • ハードを作る力を生かしてソフトの力も引き上げるべきだったが、日本メーカーは作らないことを選んだ
  • ゲーム分野の強さ:
    • 任天堂やソニー系がゲーム機というハードを作っていることが日本の強さの理由だ
    • ソフトで負けないようにするにはハードを作り続ける必要がある

■ 2. 日米の技術者の質の差

  • 半導体開発で痛感した差:
    • 1980年代から90年代に国産半導体を開発する事業を手がけていた
    • その時に痛感したのが日本と米国の技術者の質の違いだ
  • 専門知識の格差:
    • 当時の米国の半導体企業では、コンピューター科学の博士号をもつ人材が半導体を設計していた
    • 日本では大学卒業後にメーカーへ就職した技術者が設計を手がけており、専門知識に大きな差があった
    • 技術者の数も圧倒的に不足しており、米国に到底太刀打ちできないと強く思った
  • 学問的知識の軽視:
    • 学問的な知識を軽視する日本の産業界の状況は今も変わっていない
    • 2017年から東大の研究室で責任者を務め、学生に教える機会もあった
    • 企業が博士号取得者を雇わないので博士課程まで進む学生が少なく、研究者の量がどんどん減っている

■ 3. 新しい大学の設立構想

  • 危機感からの設立準備:
    • このままでは日本がさらに後れを取ってしまうという危機感を抱いた
    • 世界で通用するソフトとものづくりの技術者を育てるため、新しい大学の設立に向けた準備を進めている
  • 万能型を求める教育の弊害:
    • 今の日本の教育は多くの科目を満遍なくできることを求めすぎている
    • 技術という一芸に秀でた人材が埋もれてしまっている
  • 本物の技術者の育成:
    • 技術者としてパソコン産業の創造に挑戦したのは20代だった
    • 新しい大学で、次の時代を担うような「本物の技術者」を育てたい