オープンソースソフトウェアの開発元がクラウドベンダへの不満を表明し、商用サービス化を制限するライセンス変更を行う例が続いています。
高速なインメモリデータストアを実現するオープンソースソフトウェアとして知られる「Redis」の開発元「Redis Labs」は、2018年8月に同社が開発したRedis拡張モジュールに関するライセンスの変更を発表しました(Redis本体のライセンスはBSDライセンスのまま)。拡張モジュールには、全文検索を行うRediSearchなどが含まれています。
変更後のライセンスでは、クラウドベンダによる商用サービスでの利用を制限するものとなっています。
それぞれの企業のライセンスの変更の理由は、クラウドベンダからコミュニティに対する貢献が小さいといった不満がベースにあるように見えます。一方で、ここであげた3社とも、すでに自社でRedis、MongoDB、Kafkaのマネージドサービスを提供しており、AWSなどのサービスはそれらと競合関係にあります。
すなわち大手クラウドベンダとの競合対策として開発元がオープンソースのライセンスを変更した、という見方もできるわけです。
うーむ