タスクチームが回答内容を分析し、シニアSEが嫌がられる要素で分類したのが下のグラフだ。トップは「頑固で使いづらい」で35%を占めた。2番目は「リーダーや他のメンバーとの年齢差が大きい」の21%、3番目は「生産性が低い」の16%、4番目は「健康面に不安がある」で13%、5番目は「コミュニケーションを取りづらい」の9%だった。
「過去のやり方に固執して、命名規則やレビューといった、現場のルールを守らない」という回答もあった。「過去の成功体験があるため、プロジェクトのルールをまどろっこしいと考えているのかもしれない」(山中議長)。だが、ルール違反で足並みを乱すメンバーがいると、プロジェクト全体の生産性が低下する。リーダーがそうしたシニアSEを扱いづらいと考えるのは無理もない。