暇空茜さんによる監査請求の結果が出たようだ。結論部分がアップされていたが、お堅い表現で読みにくく、暇空茜さんの要約も要約しすぎている気がするので読んでみよう
Colaboの不正会計疑惑について行った住民監査請求の結果全文です
ざっくりまとめ
2月28日までに
・遡って調べろ、不正があったら返金とかさせろ
・区分守らせろ
・こんなクソ報告書で通すな
・按分しろ
・他に流用すんな
・宿泊、給食費に上限つけろ
・ちゃんと指導しろ
https://twitter.com/himasoraakane/status/1608290591586017281
■1(1)
当該事業を実施する東京都保険福祉局は、当該事業に要した費用を調査し直せ
■1(2)
1(1)の結果問題があった場合には、2/28までに、過去に遡って調査するとともに返金させろ
■2(1)
公金の使い方が疑われるため、東京都保健福祉局は、Colaboに対して、予算の区分を守らせろ。
Colaboの金の使い方が区分ぐちゃぐちゃじゃねーかって指摘
■2(2)
Colaboに、事業の履行実績が分かるように報告させろ。
Colaboの履行状況が確認できてねーだろって指摘
■2(3)
他の事業との区分けできてないものは案分しろ
Colaboの他の事業と財布が一緒になってんじゃねーかって指摘
■2(4)
「事業費を勝手に流用すんな」って契約書に本来書いとくべきだろって指摘(本文ままだね)
■2(5)
宿泊費や給食費などに上限儲けろ。合理的な金額にしろ
Colaboの言い値で払ってんじゃねーよって指摘
■2(6)
Colaboに委託事業・公金の意味を理解させろ
Colaboは事業の意味を理解せず好き勝手に金使ってんじゃねーかちゃんと監督しろって指摘
■まとめ
住民監査請求って基本的に行政よりの判断が出がちで、でここまで滅茶苦茶に指摘されるのは極めて例外的です。監査委員の怒りが読み取れますね。
(独立性の高い会計検査院であれば、10年に一度くらいこのレベルの筆致を見ることがありますかね。あと、対行政暴力(暴力団とか似非同和)に食い込まれた場合の調査報告書でもこういう書かれ方をするかもしれません(Colaboがそうとは言ってません。)。)
過去事例で対比させるようなものがすぐには思い付きません。
通常であれば、保健福祉局長のクビが飛ぶ(免職・退職ではなく、異動かな)案件です。
地方自治体の会計の新たな1ページです(たぶん教科書とかガイドラインに不適正事例として取り上げられます。)し、それを追及された暇空茜さんに敬意を表します。
■捕捉
これだけ会計ガバガバだって指摘受けてる団体のトップが、厚労省の有識者会議で「(私たちのような団体に)もっと資金をまわすべき」って主張してるのは軽くホラーですよ。いや、軽くないかな?
■ブコメひろい
不正なしの事例で比べるとそうだけど、過去の不正事例と較べると、事業取りやめの言及がないので比較にならないような/そもそも、2回目の住民監査請求の内容って分からないのだけど、みんな知っていたのかな?
単純に事業者の不正なら例はありますよ。
今回の文面だとそれに加えて【保健福祉局はなにやってんだよ】(半ばグルじゃねーか)と役人なら読みますので、その点で非常に厳しいです。
公金の使い方が疑われるためってどこに書いてるの?令和4年9月15日受付の監査請求も要約してくれない?なんでこれをそのまま全肯定して強い言葉で批難してるの?みんな何を読んでるんだ……?
「公金の使われ方について都民に疑念等を生じさせないよう」2(1)
ってのは、公金の使われ方について疑念が生じてるからなんとかせーやって趣旨ですよ。
また、
「受託者に対し…公金を使用する事業であることをあらためて指導徹底すること」2(6)
ってのは、公金を使う事業としてがっつり教育しとけ(今はできとらん)やって趣旨ですね。