モラハラ体質というのは、いわば、「俺は、偉大で万能だ」という興奮で作った「鎧」を着続け、「これが俺だ!!」と主張しながら生きている人たちです。
つまり、本来、モラハラ体質は、「本来の自分」を、誰にも触らせたくない、誰にも見せたくないという前提で生きており、通常、周りの人たちも、彼らが「鎧」を着ていることに気づきません。なぜなら彼らは、「その鎧自体が自分」という体で生きているからです。そして、この「モラハラの鎧」はもちろん、鉄製ではありません。「俺は、偉大で万能!!」という種類の「興奮」が素材です。だからモラハラは、この鎧が、自動的に剥がれ落ちてしまって、「恥ずべき自分」が露わにならないよう、怒りや屈辱感や、他者に持ち上げられる快感によって、常に興奮しながら生き続けているわけです。