この質問と同等のことを私もずっと疑問に思っていたのですが、過去の会社の同僚を観察してみると、サラリーマンには大きく分けて2つの人間がいることがわかりました。
1つは、会社の愚痴、仕事の愚痴を常に口にしている人間。
先輩や同僚と食事に行ったり飲みに行くと、必ず最初から最後まで会社や仕事の愚痴を言っている人が一定数います。
お開きするときはたいてい、いつか、うちらで会社を立ち上げようか!なんて言っているんですけれど、もちろんいまだに実現していません。(ま、私がまっさきに退職して自営業になりましたが)
同じ会社の同じ仕事をしている私からすると、なにが不満なのかがよくわかりませんでした。
それどころかそんなに不満があれば辞めればいいのに。と思っていたのですが、一向に辞める気配がありません。
その後、会社が傾きリストラが行われたのですが、むしろ彼らは最後まで会社にしがみついていました。文句を口にしなかった人たちはさっさと別の会社に移ってしまいました。
そしてもう1つのタイプは、(私もそうでしたが)まったく会社の愚痴、不満を言わない人間。
別に会社が好き!とか仕事が好き!というわけでもないし、不満がなかったわけではありませんが、誰かに不満をぶちまけてもしょうがないし、仮に言ったところでどうにもならないので口にしなかっただけですが、このような考え方の同僚も一定数いました。
だいたいどの会社でも前者、つまりグチグチ文句を言っているタイプの人間が4割、後者が6割の割合でした。
一度、会社と社員の中間の立場を任されたことがあるのですが、まぁ、文句をいう人間は1時間でも2時間でも言っていますね。私からすれば、はやく帰って寝れば?と思いながら聞いて・・・、いや、聞かずにスルーしていましたが。
トゥイッターやQuoraでも、会社どころか政治、世界に対してグチグチ不平不満をつぶやいている人っていますよね。多分そんな人なんだと思います。
で、彼らはなにかが解決しても新たな不満を見つけてグチグチいい続けるんだと思います。
なので前の会社のリストラの同僚、先輩たちのときのように、不満だからといって会社を辞めるつもりもないし、政治に不満があるからと言ってSNSで不満をつぶやくだけで、自分が政治家になって社会を変えるつもりもないんだと思います。
先日、10数年ぶりに、愚痴を言っていた先輩を見かけたのですが、以前は草野球のリーダーをするほど活発な人だったのですが、ヨボヨボのおじいちゃんのような姿に変わり果てていてとても驚いたことがありました。
自分は会社の(あるいは社会の)犠牲者だと信じている人は、いずれネガティブな未来を引き寄せます。私はこういう人とは一定の距離を置くようにしています。