思い返すと、持病のある私に父が「水素水がいい」と言って飲ませたがったのが始まりだった気がする。
父は今や、反ワクチン、参政党支持、トランプ支持、DS、嫌中、親露、コロナは生物兵器、でもただの風邪・反マスク、癌にならないスープ、生活保護叩き、犯罪が起こればとりあえず日本人じゃないだろって言う差別主義者に仕上がっている。
最近は日ユ同祖論を持ち出してきて、オカルト信仰まで行ってしまったかといよいよ泣きたくなった。
あの教授が解明したんだ!と言っていたが調べるとその人、講演やyoutubeで勝手に言ってるだけみたい。
このレベルの陰謀論者とどう付き合ってるの?もう疎遠?
否定せずに柔和に聞くのが一番らしいけど、はっきり言って急に脈略なく極端な政治話や陰謀論をねじ込まれるのは苦痛。
頭を抱えるのが、伯父もまったく同様で、吹聴されたらしい祖母まで似たようなことを言い始めたのだ。認知症が始まっていて、ひたすら差別的な話ばかり繰り返すこともある。
祖父母と会っている時くらい和やかに過ごしたいのに、常に同席してる伯父の口出しもあって陰謀論や他国の悪口から逃げられない。とにかくカオスな空間になる。
母は陰謀論には懐疑的ながら、父が政治話をするのに感化されるのか、消費税ゼロにしてみやがれ石破ぁー!と言って参政党に好感を持っている。味の素を嫌う人だから親和性あるのかな。
こういう政党だよ、と言ってみても父は都合が悪い部分は話をそらすし、母はえ?そうなの?と言うけどどれほど響いてるかわからない。
唯一差別的なことも非科学的なことも言わず、私の持病にも寄り添ってくれるのが、超高齢の祖父だ。
医療は進歩していくから、信じて頑張れば大丈夫だからって言ってくれた時、本当にうれしかった。
なんで戦中生まれの方が科学と医療を信じてるんだよ。排外主義でもないし。
陰謀論の情報源は書籍とyoutubeのようだから、祖父がそういったものに触れていないという違いだろうが、
祖父には趣味があり、アジアの文化に興味と尊敬を持っていて、私たち孫と双方向の楽しい会話が成り立つのに対して
陰謀論者は趣味が陰謀論で、コミュニケーションが一方的で、こっちは会話を諦めているのに気づかず話し続け、しかし時々その弾まない会話に気づくのか寂しい感じを出すのだ。
こういうことが陰謀論にハマる原因になっているんだろうがフォローするのはキツイと思うほどに話し方は上からで一方的で、無関係な会話に割り込んで政治や陰謀の話につなげる特性があって、丸1日二人で過ごしたら堪えられないと思う。
うちは昔から団らん中も中国や韓国のニュースにあれこれ言うタイプの家庭だった。
しばらく実家を離れていてその間どうだったか知らないが、戻ってきたら手に負えない感じになっていた。
もう終わりだよこの家系。
私もいつかこうなるのかな
父は私が薬で治療しているのも複雑な顔をする。私のは難病だから今は治らないんだよと言っても、何か治る方法があるはずだ、免疫力を高めて云々と言う。
心配がベースにあるんだろうな。入院すれば頑張れと言ってくれるし、退院すれば私に好きなフルーツを食べさせたいと買ってきて、美味しいねと食べていると嬉しそうにまた買ってきてやるからなと言ってくれる。
関わりにくい人だけど優しいし、どこかの親が陰謀論者になった人の話でも読んだ通り、他の部分では常識もある普通の人なんだよな
また実家を離れるから、乱暴な話聞かされる悩みはなくなるし関わり方も変わるけどこれからどうなるんだろう。
心配かけたし、老いの見える両親も心配だし、家のこともなるべく楽させたいし
でも差別的な主張を隠しもしない家族と顔を合わせるのも、恐らくますます傾倒していくだろうことも辛い
めちゃくちゃな愚痴を読んでくれてありがとう。誰にも言えなくて、書いたら少しすっきりした