■ 石丸慎司氏に対する評価の変化
中村氏は、これまで批判的だった石丸慎司氏について、初めて評価できる点を見つけたと語っています。それは、メディアに対する姿勢です。
■ 政治家としての批判とメディアに対する評価
中村氏は、石丸氏の政治家としての適性には依然として懐疑的であり、「知事になろうとしていること」や「再生の道を作った」という点では「100点満点中マイナス1億点」だと厳しく評価しています。しかし、今回の記者会見での大手メディアへの徹底した批判については、称賛に値すると述べました。
■ メディアの特権階級性と問題点
中村氏は日本の大手メディアを「特権階級」とみなし、以下のような問題点を指摘しています。
- 癒着と金儲け: 新聞社が一等地に巨大なビルを建て、不動産収入を得ていることなど、メディアが報道以外で利益を上げている現状。
- 世論操作: 偏った情報や印象操作で世論をコントロールしようとする傾向。朝日新聞の従軍慰安婦報道や、日経新聞が会見と関係ない写真を使った例を挙げています。
- 「左派メディア」の二重性: 平和や愛を訴えながら、特定の政権や個人に対する憎悪を撒き散らす矛盾した行動。東京新聞の望月衣塑子記者を例に挙げ、その攻撃的な態度を批判しています。
- 不都合な真実を隠蔽: メディアは自らの不正や問題点を報じないため、誰も逆らうことができない「聖域」となっている。
■ 石丸氏の役割と今後の期待
中村氏は、石丸氏がこうした大手メディアに臆することなく反論する姿を「男らしい」と評価。彼は政策に興味がなく「権力と戦いたい」タイプだと分析し、政治家としてではなく、「メディアを正す」ための存在として活動してほしいと期待を寄せています。
■ 左派メディアの歴史的背景
中村氏は、左派メディアがなぜ憎悪にまみれているのかという問いに対し、歴史的な背景を考察しています。第二次世界大戦後、日本では資本主義が勝利し、共産主義者が弾圧された結果、彼らが官僚や大手企業に入れず、教員やマスコミといった「人気のない仕事」に流れていったことが、メディアの反権力的な攻撃性を育んだのではないかと推測しています。
■ 結論
石丸氏の政治家としての資質は疑問視するものの、メディアの腐敗を暴く「メディア論」という側面では非常に価値があり、今後もその活動に注目したいと締めくくりました。