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学術研究に税金を投入しなくていいこれだけの理由

gemini要約:

■ 1. 研究の意義と比喩の問題点

  • 「裾野と山」「宝くじ」の比喩: 学術研究の重要性を説く際に使われるこれらの比喩は、その価値を疑問視する人々には通用しない。
  • 予算配分の問題: 高齢化による社会保障費の増加が研究予算を圧迫している。これは「コンクリートから人へ」と同様に、「研究から人(福祉)へ」という流れを生んでいる。

■ 2. グローバル化と国益

  • 間接的なメリットの限定性: グローバル化が進んだ現代において、基礎研究がもたらす「国益」や「間接的なメリット」は、一般市民が実感できるものではない。
  • 富裕層への恩恵: 研究の成果は、一部の富裕層や企業にしか恩恵をもたらさないという認識が広まっている。

■ 3. 将来世代への説得力不足

  • 少子化と将来への感覚: 少子化が進み、「将来」という概念を実感できない人々に対し、「人類の未来」という大義名分を説いても説得力がない。

■ 4. 研究の現状と納税者の理解

  • ナショナリズムの終焉: 過去のアポロ計画のように、学術研究はナショナリズムに支えられていたが、現代ではその動機が弱まっている。
  • 種の取り尽くしと過当競争: 「価値ある研究」の種が取り尽くされた結果、研究分野で過当競争が起き、納税者の理解を得ることが難しくなっている。