/note/tech

そのデータ本当にあなたのものですか?〜データスペースによるデータ管理の革命とその可能性〜

中央集権的な管理に対して、データスペースは分散型のアーキテクチャでデータを管理します。データは通常、データ提供者が保持しており、そのデータをコネクタと呼ばれる通信モジュールを利用してコネクタ間でデータの交換を行います。

データスペースでは、あるデータ提供者のデータを管理するデータベース(あるいはクラウドストレージ)に障害があった場合でも、影響範囲は限定的され、それ以外のデータ提供者は影響を受けることはありません。また、サービスが終了や垢バンなどによる、サービスの利用継続が不可能などの問題からも開放されます。

また、システムを開発・提供する側としては、データをユーザ(企業・組織)側で保持することにより、各システムのスコープを絞ることができ、モノリシックなサービスを分割しマイクロサービス化を行うようなアプリケーションのモダナイズに似たメリットを享受することができます。更にはデータスペースによる標準化されたデータ交換方式により、データ連携部の開発をスムーズに行うことができます。これらのメリットにより、ユーザ毎のシステム開発速度が向上し新規ビジネスに柔軟に対応できるようになり、また、各システムがデータ利用者・提供者側に寄ることにより、よりユーザの要件に適合した無駄のないシステム開発が可能となります。

データスペースは、中央集権型アーキテクチャの問題を解決するだけでなく、サステナビリティやデータ主権といった、以下のような新たなユースケースでも注目されています。