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深層強化学習により、核融合炉のプラズマ制御に成功

地球のマントル奥深くで「生命の痕跡」を発見

世界初のブタ心臓移植患者、術後2か月で死亡

米メリーランド大学医学部(University of Maryland Medical School)のチームによると、1月7日に手術を受けたデービッド・ベネット(David Bennett)さん(57)は、今月8日に亡くなった。術後数週間は拒絶反応もなく経過は良好だったが、数日前に健康状態が悪化。回復の見込みがなくなったことから緩和ケアを受け、死の直前まで家族と意思疎通ができたという。

なぜ翼にプロペラ埋めた!? 異形の新型航空機、謎フォルム採用の納得の理由とは 米で開発進む

10年前の化石クリーニング、世界的発見に貢献 御船町恐竜博物館 米研究チーム発表「恐竜にも呼吸器感染症」

進化:恐竜時代が終わったのは北半球の春だった

世界初となる「カーボン空気二次電池システム」の提案と開発 再生可能エネルギーの大量導入に必要となる固体酸化物...

CO2電気分解を利用した蓄電と、炭素と空気を用いた化学反応による発電を組み合わせた固体酸化物型の大容量蓄電システムを世界で初めて開発

理論放電効率は100%であり、水素ガスを用いた既存のシステムよりも高い理論体積エネルギー密度1,625 Wh/Lを有する

再生可能エネルギーの大規模利用において必要となる、大容量蓄電システムとしての活用に期待

ティラノサウルスは実は3種いた、新たな論文が物議、議論白熱

約-270℃まで冷却した原子は気体と液体の特徴を持つことが判明、近大が確認

東工大など、900℃で機能する核融合炉向け「液体ブランケット」用液体金属を開発

たった45日で宇宙船が火星に到達する「レーザー熱推進」を利用した航法が考案される

核融合エネルギーは未来をどう変える? - 三菱重工がトークイベントを開催

空気中の「二酸化炭素を発酵」させてアルコールを作成することに成功!

効率性は如何に

鉄腕DASHでおなじみ! 海を荒らすウニに廃棄キャベツを与えてプリプリに。マイナスの掛け合わせが海を救う?

九州大学ら研究チーム、水素による破壊を防止し高強度アルミニウム合金をさらに高性能化する方法を確立

因果関係を覆した物理実験:未来が過去を変えられる、意識が現実を変えられる【二重スリット実験】

火星で「地球では生物にしか作れない」炭素の比率が見つかる

地球以外の生命を探す科学者たちにとって、火星はますます目が離せない場所になっている。このたび、ゲール・クレーターで活動しているNASAの探査車「キュリオシティ」が、地球であれば生命の証拠とみなされる炭素を含む岩石を発見したという研究結果が発表された。

しかし、研究を率いた米ペンシルベニア州立大学の宇宙生物学者クリストファー・ハウス氏は、結論までにはまだほど遠いとして、この現象について3つの可能性を挙げている。

第1に、本当に古代の微生物に由来する可能性。第2に、大昔に太陽系が特異な炭素同位体比を持つ星間雲の中を通過し、その痕跡を火星に残した可能性。実際に、このような雲が存在することは知られている。そして第3の可能性は、紫外線が火星の二酸化炭素の大気と反応してできたというものだ。

「答えはわかりません。生物学的なものかもしれませんし、そうでないかもしれません。3つの可能性は、すべてデータに当てはまります」とハウス氏は語る。

従来の定説を超える超伝導 -独自の超高感度装置で実証-

(中略)「銅と酸素からなる平面構造が超伝導の駆動源だ」ということだけは,定説として広く認識されてきました。今回,新潟大学自然科学系の佐々木進准教授,大阪大学大学院基礎工学研究科の椋田秀和准教授,青山学院大学理工学部物理科学科の下山淳一教授,琉球大学理学部物質地球科学科の與儀護准教授らの研究グループは,この定説を超える超伝導を,独自の超高感度装置で実証することに成功しました。つまり「物質としては確かに超伝導となるのに,平面構造は電気を流さない状態にある」ことを実証したのです。

温泉が豊富な日本で地熱発電が盛んでないのはなぜですか?に対するABE Mitsumasaさんの回答

手間がかかりコスパが悪いからです。

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地熱発電って「地底奥深くのマグマに水かけて水蒸気を取り出してタービン回す」みたいなもんです(厳密にはもちろん違いますが)。

  • 水はあらゆるものを溶かします
  • 温度と圧力が上がると水に溶けやすくなり、温度と圧力が下がると水に溶けにくくなります

ということで、マグマに水をかければ高温の水はマグマの主成分ケイ素を溶かします。ケイ素を含んだ水の細かい粒が水蒸気と一緒にタービンに向かいます。管の中で冷えて管にケイ素が析出します。なまじ水の温度と圧力が高いのでケイ素めっちゃ解けてます。

すぐにこうなります。こうなると菅を交換しないといけません。地熱発電所があるエリアは山の中なので交換しに行くのも時間かかりますし、そこまでしても大して発電できません。あまり進まないのは「手間がかかるから」です。しかも定期的に突発の仕事が入るような手間です。

原発も手間はかかりますが、「常に監視する」みたいな手間です。これなら常駐させられます。突発だと交換のたびに契約するか、常駐させて無駄なお金を垂れ流す必要があります。しかも原発ならけた違いに発電できるので常駐費もペイできます。理論上使用済みの核燃料を更に燃料化することが出来、これを実用化すれば世界中が処理に困っている使用済み核燃料をお金貰って引き取って燃料に出来ます(増殖炉だっけ)。残った劣化ウランはタングステンの次に重たい金属なので、軍事用途にも使えます。戦車にぶつけたら鋭く割れて刺さりやすくなりますし、割れた時の破片は燃焼(核ではなく火の方)して延焼効果もあります。劣化ウランというと放射線が心配ですが、本来放射線を出すような成分は燃料として有効なので核兵器や核燃料としてギリギリまで絞り出してるんです。

脱線しましたが、脱炭素については地熱発電は「交換が滅茶苦茶めんどくさい上に金にもならん捨てるのに金が要るシリカスケールという廃棄物を出すわりに発電量が小さい」ので欧州は「脱炭素ならやっぱ原発だよね」となっています。日本は火力発電の効率をかなりあげているので、石炭からも欧州の天然ガス火力並みのCO2排出量で発電する技術があるのですが、論破すべき環境大臣が国際会議で洗脳されて帰ってきちゃってあーあ……日本はSLみたいに石炭燃やしてるんじゃないよ石炭を一旦別の燃料に変換してるんだよ以下略

香港、輸入ハムスターから感染か 検査の上で殺処分

【香港共同】香港政府は18日、新型コロナウイルスのデルタ株に感染したペットショップ店員らについて調べた結果、オランダから輸入され、販売されていた店内のハムスターから感染した可能性があると発表した。

それによると、同店のハムスターは昨年12月22日以降にオランダから香港に輸入された約2千匹のうちの一部。政府は残りのハムスターを売っているペットショップ全てを一時営業停止とした。ハムスターはPCR検査した上で殺処分する。

またハムスターを昨年12月22日以降に購入した市民に対し、強制的な検査を求めた。ハムスターが陽性なら飼い主は隔離される。

ハムスターからも経由するなら野生のネズミも感染を広げる可能性は高そう。中世のペストみたいになってきたな。

核変換

核変換(かくへんかん、英: nuclear transmutation、核種変換ともよばれる)とは、原子核が放射性崩壊や人工的な核反応によって他の種類の原子核に変わることを言う[1]。元素変換(英: transmutation of elements)、原子核変換とも呼ばれる。

使用済み核燃料に含まれる半減期が極めて長い核種を、短寿命の核種に変える群分離・核変換技術により、環境負荷を低減する研究開発が進められている。

【ゆっくり解説】ついにパラレルワールドの観測に成功!!量子コンピューターが作られた目的がまさかの...⁉【宇宙の雑学】

観測できてるのか?

【ゆっくり解説】多世界解釈!多元宇宙!パラレルワールドについて語るぜ

電磁波が「止まった波」として現れる超放射相転移が起こる磁石、京大が発見

京都大学(京大)は1月12日、1973年に予言されて以来、50年にわたって観測が続けられてきた、温度が下がっていくと電磁波が「止まった波」として自然に現れるという、「超放射相転移」と呼ばれる現象を、磁性体「エルビウムオルソフェライト」(ErFeO3)中において初めて観測することに成功したと発表した。

超放射相転移は、電磁波/光と物質との結合強度、つまり相互作用の強さがあるしきい値を超えると、臨界温度Tcよりも低い温度において、静的な(=時間的に振動しない)横波の電磁場と電磁気分極(物質場)が、熱平衡下で自発的に現れる現象とされている。

なんか凄そうだけど、なんも分からん

令和4年1月15日13時頃のトンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火に伴う潮位変化について

火山の噴火の概要

噴火発生日時 1月15日13時頃(日本時間)

火山名 フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山

噴煙高度 約52,000フィート(約16,000メートル)

津波警報等の発表状況(16日00時15分発表)

津波警報 奄美群島・トカラ列島 

津波注意報 北海道太平洋沿岸東部 北海道太平洋沿岸中部 北海道太平洋沿岸西部 青森県日本海沿岸 青森県太平洋沿岸 岩手県 宮城県 福島県 茨城県 千葉県九十九里・外房 千葉県内房 伊豆諸島 小笠原諸島 相模湾・三浦半島 静岡県 愛知県外海 伊勢・三河湾 三重県南部 和歌山県 徳島県 高知県 宮崎県 鹿児島県東部 種子島・屋久島地方 沖縄本島地方 大東島地方 宮古島・八重山地方

遺伝の「優性」「劣性」使うのやめます 学会が用語改訂

メンデルの遺伝学の訳語として使われてきた「優性」「劣性」は、遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎないが、優れている、劣っているという語感があり、誤解されやすい。「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちだ。日本人類遺伝学会とも協議して見直しを進め、「優性」は「顕性」、「劣性」は「潜性」と言い換える。

他にも、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」は「多様性」に。遺伝情報の多様性が一人一人違う特徴となるという基本的な考え方が伝わるようにする。色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」とした。

現実問題として不便さを抱える障害に対してフラットな意味を連想させる「多様性」はかなり違和感があるんだが。

送電ロスなし「超電導」実用へ JR系、脱炭素を後押し

送電時の損失がほぼゼロの技術「超電導送電」が実用段階に入った。JR系の研究機関がコストを大幅に減らした世界最長級の送電線を開発し、鉄道会社が採用の検討を始めた。欧州や中国でも開発が進む。送電ロスを減らしエネルギーの利用効率を高められれば地球温暖化対策につながる。

送電ロスは主に電線の電気抵抗により電気が熱に変わることで起こる。送電線を冷やして超電導状態にすると、電気抵抗がゼロになるため損失をほぼなくせる。

課題はコストだ。かつてはセ氏マイナス269度に冷やす必要があったが、マイナス196度でも超電導の状態にできる素材の開発が進み、冷却剤を高価な液体ヘリウムから、1キログラム数百円と1割以下の液体窒素に切り替えられるようになった。超電導送電線の費用の相当部分を占める冷却コストが大きく減ったため実用化が近づいた。

太さ0.6mmの糸型バッテリー、米MITや米軍などが開発 電源を含んだ服などを作成可能

日本で地熱発電が進まないのは何故ですか?に対するAkihiro Itoさんの回答

仕事で鬼首地熱発電所に出入りしていたことがあります。

詳しい方は判ると思いますが、鬼首地熱発電所は熱水が吹き出し、作業員が亡くなる事故が起きて停止中です。

熱水と聞くとたかがお湯だろ?と思うかと思いますが、現場はこんなです。実質噴火と変わりませんよ。

活火山に穴開けて熱水を取り出すわけですから普通に危険なんですよ。地熱発電を推す方は火山に穴開けるって意味をもう少し考えた方がいい気はしますね。

熱関係なく硫化水素が常時出ているのでガスマスクの携帯は必須ですし、ガスの影響で金属も腐食しまくりでボロボロになります。

そしてその大変な労力とリスクをかけて得られる電力はたったの1.5万キロワット。原発の100分の1です。

星が死にゆく最後の瞬間、超新星爆発をリアルタイムで観測 天文史上初

死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす現象が初めてリアルタイムで観測されたとして、米カリフォルニア大学などの研究者が6日の天文学会誌に研究結果を発表した。

観測を行った赤色巨星は地球から約1億2000万光年離れた銀河「NGC 5731」に位置していた。爆発前の質量は太陽の10倍もあった。

恒星が最後の輝きに包まれる前には激しい爆発が起きたり高温のガスが噴出したりすることもある。しかし今回の現象が観測されるまで、赤色巨星は比較的静かな状態が続いた後に大爆発して超新星になったり、崩壊して高密度の中性子星になったりすると考えられていた。

ところが今回の赤色巨星は研究チームが見守る中で、劇的な自己崩壊を起こしてII型超新星になった。巨大な質量をもつ恒星は、中心核の水素やヘリウムなどを燃焼し尽くして急速に崩壊し、激しい爆発を起こして死を迎える。

光を使ったブレインコントロール。脳機能を完全に制御、記憶の消去も可能に

新たに開発された光誘導システムは、脳内の「ニューロン(神経細胞)」による「神経伝達物質」の放出を制御することができる。これを利用することで、マウスの記憶を一時的に消すことができたという。

片方のニューロンの興奮がシナプスに伝わると、その末端にある「シナプス小胞」が「神経伝達物質」を放出。これがもう一方のシナプスに結びつくことで、ニューロンからニューロンへとシグナルが伝えられる。

オプト・vトラップは、青色光を照射してシナプス小胞をまとめてしまい、神経伝達物質を放出できないようにする。膜電位を利用しないので、グリア細胞などに対しても効果を発揮する。

【書評】『新型コロナとワクチンの「本当のこと」がわかる本~【検証】新型コロナ デマ・陰謀論』を読んで

ふーむ

「ワープ・バブルの生成に成功した」という主張に天体物理学者が反論

NASAのジョンソン宇宙センターにある「イーグルワークス研究所」を創設したハロルド・ホワイト氏は、発表した論文をもとに「ワープ・バブルの生成に成功した」と発表しています。SF映画に出てくるような「ワープ」を可能にする亜空間・ワープ・バブルを作り出したという主張に対し、天体物理学者のイーサン・シーゲル氏は「科学的な証明が不十分」だとして、主張の問題点を指摘しています。

しかし、シーゲル氏はホワイト氏が過去にEMドライブという宇宙船のエンジンについて物理法則に矛盾する内容を主張していたことを挙げ、「十分な裏付けなしに壮大な主張をする人物」だと指摘。「ワープ・バブルの生成に成功した」という主張についても問題点がいくつかあると指摘しています。

研究チームが示したのは、「カシミール空洞によって生み出された三次元的なエネルギー密度が、アルクビエレ・ドライブが必要とするエネルギー密度といくらかの定性的な相関関係を示したということであり、定量的な意味での一致はなかった」とシーゲル氏。また内容は実験的なものではなく、数値的に計算されたものにすぎず、「微視的な規模と非常にわずかなエネルギー密度の限定的なものであり、憶測や推測が多く、全てが証明されているわけではない」とも指摘しています。ホワイト氏の主張は将来的には証明されるかもしれない興味深いアイデアではあるとしつつも、シーゲル氏は「真実に近づきたいときほど、考えに対して懐疑的になるべき」だと述べました。

【ゆっくり解説】ペトリ皿脳はアンドロイドの夢を見るか?AIと人工脳について語るぜ

CO2をほぼ100 %回収可能な超臨界CO2サイクル発電システムのパイロットプラント用燃焼器の燃焼試験

東工大、炭素と空気の化学反応を用いた「カーボン空気二次電池システム」を開発

花粉症などの辛いアレルギー性鼻炎の原因物質を東大が特定

JAIST、より高い転移温度で超伝導になる水素化合物をシミュレーションで発見

世界初の生体ロボット、「生殖」が可能に 米研究チーム

(CNN) 史上初の生体ロボット「ゼノボット」を作製した米国の研究者らがこのほど、ゼノボットは今や「生殖」が可能だとする論文を発表した。その生殖方法というのは、動植物では見られない異例のものだった。

ゼノボットは名前の由来となったアフリカツメガエル(学名ゼノパス・ラエビス)の幹細胞から形成され、幅は1ミリ以下。実験の結果、動く、群れで協力する、自己修復するといった能力を持つことが判明し、2020年に初公開された。

そして今回、ゼノボットを開発したバーモント大学やタフツ大学、ハーバード大学ビース研究所の研究チームは、科学的に知られているどの動植物とも異なる全く新しい生物学的な生殖形式を発見した。

ゼノボットは当初は球形で、約3000の細胞から作られていた。ボンガード氏らはゼノボットの複製が可能なことを突き止めたが、こうした複製は特定の状況下でまれにしか発生しない。ゼノボットが使った複製プロセスは「キネティック・レプリケーション」と呼ばれ、分子レベルで起きることが知られているものの、細胞全体や生物のレベルで以前に観察されたことはないという。

研究チームは人工知能(AI)の助けを借りて、ゼノボットがこの種の複製をより効果的に行えるよう数十億種類の形状を試した。最終的にスーパーコンピューターが考案したのは、1980年代のビデオゲームに登場する「パックマン」に似たC字形だ。この形であればペトリ皿の中の小さな幹細胞を発見して、口の内側の部分で数百個の細胞を集めることができる。数日後、細胞の集まりが新たなゼノボットになった。

塩粒サイズの極小カメラ、米研究チームが開発 「体積50万倍のカメラ用レンズと同等画質」

このカメラは、病気を診断・治療する医療用ロボットを使った内視鏡検査など、大きさと重量に制約を持つロボットのイメージング技術の向上など医療分野への活用に期待できる。他にも、スマートフォンの背面に数千のカメラを配列することで、背面全体を1つの巨大なカメラとして使うこともできるという。

電磁波を任意の方向に反射できる「メタサーフェス」と呼ばれるシート状の人工物質で製作しており、表面には小さな円柱状の杭が160万本埋め込まれている。この光学系と画像を生成する信号処理アルゴリズムを統合的に設計したことで高画質撮影を実現した。従来のメタサーフェスカメラでは実験室環境など特定の条件下でしか撮影できなかった。

メタサーフェスはガラスに似た窒化ケイ素をベースに形成されており、一般的な半導体と同じ製造方法が使えるという。このため、従来のカメラ用レンズと比べて低コストかつ大量生産できるとしている。

研究チームでは、自然光の下でもカメラの性能が高められるように、専用のシミュレーターを使って杭を設計。6枚の屈折レンズを組み合わせた従来のカメラ用レンズと撮影した画像を比較したところ、フレームの端が少しぼやけることを除き、同等の画質で撮れたという。

ダイヤモンドより硬い「超硬ガラス」が開発される

中国吉林大学の研究チームは、通称バッキーボールと呼ばれるサッカーボールのような構造の炭素分子に高い圧力と温度をくわえて崩壊させ、ダイヤモンドよりも硬いカーボンガラスの作成に成功しました。

バッキーボールとは、正式名を「バックミンスターフラーレン」といい、60個の炭素原子が、20の六角形と12の五角形で二十面体を構成した構造のことです。

今回の研究チームは、このバッキーボールを加熱して圧力をかけて構造を崩していきました。

そして、中~短距離ではダイモンドのような優れた秩序を保ちながら、局所的には無秩序に配列されているアモルファス構造を作り出したのです。

実験ではさまざまな条件で、この合成を試していますが、1000℃、20GPa(ギガパスカル)という条件でも作成に成功しています。

完成した材料は1mmという小さなサイズでしたが、ピッカース硬度試験では102GPaという優れた硬度を達成していました。

エイズウイルスの完全排除に繋がる免疫応答の誘導 ~エイズ根治を導くワクチン療法の開発~

エイズウイルスの制御には感染者に対し抗ウイルス薬の投与が行われていますが、エイズウイルスは体内から決して排除されることはなく、潜伏感染を続けるため、エイズ発症抑制のために生涯に渡って投薬が必要です。このような長期服用は、薬剤耐性ウイルスの出現やさまざまな副作用が問題となっており、エイズウイルスを完全に排除する治療法の開発が待たれていました。

この度、弊所、霊長類医科学研究センターの保富康宏センター長らの研究グループは、日本BCG研究所と共同で、アジュバント分子組み込み弱毒ウイルスを用いて、エイズウイルスを生体内から完全に排除することに成功しました。

今回、アジュバント分子組み込み弱毒ウイルスをワクチンとしてカニクイザルに接種し、その後、強毒性エイズウイルスを感染させたところ、一旦は感染が成立しましたが、その後強毒性エイズウイルスが完全に排除されていることを見出しました。また、アジュバント分子組み込み弱毒ウイルスワクチンを接種したカニクイザルの免疫学的解析を行ったところ、細胞性免疫が誘導亢進されていることを明らかにしました。この細胞性免疫の免疫防御作用が強毒性エイズウイルスの排除をもたらすことが示唆されました。今回の結果は、生体内からエイズウイルスが完全に排除される新たなワクチンや治療法の開発につながることが期待されます。

おぉ、すごい

「ネオジム磁石」AIで約1.5倍の強化に成功 物質・材料研究機構

さまざまな電子機器に使われる「ネオジム磁石」と呼ばれる強い磁石を、人工知能=AIを使って製造の条件を改良し、さらに強い磁石を作り出すことに物質・材料研究機構が成功し、AIを使った材料開発の事例として注目されています。

物質・材料研究機構の佐々木泰祐主幹研究員などの研究グループは、製造の際のデータをAIに学習させ、強い磁石にするために必要な要素を検討させました。

その結果、製造装置から磁石を押し出す際の温度と圧力が磁石の性能に重要であることが分かり、製造条件を改良しておよそ1.5倍強いネオジム磁石ができたということです。

遠心力でロケットを飛ばす宇宙ベンチャー現る 音速の数倍で回転 エンジンなしで高さ数万フィートに到達

仕組みは明快で、真空チャンバーで低圧に保たれた専用加速器内に大型のアームを備えたローターを搭載。アームの先端に取り付けられたロケットを遠心分離機の要領で高速回転(1287~8046km/hで動作)し、その勢いを使って外に射出する。

試験の成功を報じたCNBCによると、全出力の20%で運用した加速器内の回転速度は射出直前で音速の数倍の速さに到達。射出された長さ3mほどのロケットは、エンジン無しで数万フィートの高さに達したという。同社は今後エンジンを追加したバージョンなどもテストするとしている。

核融合科学研究所、核融合プラズマの乱流制御に新たな可能性を発見

京大、一般相対性理論のエネルギー概念を革新する新たな定義を提唱

CDサイズに500TBも詰め込めるデータストレージが登場

この課題の改善に乗り出したイギリス・サウサンプトン大学の博士研究員であるYuhao Lei氏らの研究チームは、「高繰り返しフェムト秒レーザー」を利用してガラスに500×50ナノメートルの小さなナノ構造を形成させました。この時、研究チームはフェムト秒レーザーでガラスに直接書き込みをするのではなく、「近接場増幅(near-field enhancement)」という光学現象を使いました。弱い光パルスを使ってナノ構造を形成するこの手法により、高繰り返しレーザーを使う上で問題となっていた熱損傷を最小限に抑えることが可能になったとのこと。

ナノ構造には異方性があるため複屈折が発生し、これによりガラスに書き込んだナノ構造の「向き」や「大きさ」を制御できます。この光学的な2次元と空間的な3次元の書き込みを組み合わせることで、研究チームは従来よりも高速で書き込み可能な5次元データストレージを作り出すことに成功しました。

Lei氏は、「この新しいアプローチによりデータの書き込み速度が実用レベルまで向上し、大きなデータを合理的な時間で書き込むことができるようになりました。この技術は、局所性の高いナノ構造により高いデータ容量を達成できるだけでなく、比較的低エネルギーで書き込みができるパルス光を採用したことで、消費エネルギーの削減も可能です」と話しています。

研究チームは、この技術を使って普通のCDと同じ大きさのガラスディスクに5GBのテキストデータをほぼ100%の精度で書き込むことができました。今後システムをさらに改良すれば、CDサイズのガラスディスクに500TBのデータを約60日間で書き込むことも可能とのこと。5次元データストレージには半永久的にデータを保管できるという強みがあることから、Lei氏は「クラウドはあくまで一時的にデータを保管することを前提としていますが、ガラスを使った5次元データストレージは国立図書館や博物館などの長期的なデータストレージとして有用だと考えています」と述べました。

心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】

ふーむ

地球と宇宙をつなぐ「宇宙エレベーター」がついに実現に向けて動き出した!

軌道エレベーター、建設もそうだけどメンテナンスも莫大な金額がかかりそうなんだが、現状だとランニングコストすら試算できないのでは。

それを上回る経済効果がありそうな気はするけど、宇宙開発が進むまではどうかな?という感もある。

HD 186302

HD 186302は、地球からくじゃく座の方向に約184光年の距離にある9等星で、太陽と兄弟関係にあると目される恒星である。

G型主系列星に分類され、表面温度は5,675 ± 15 Kと、太陽 (G2V、5,778 K) よりわずかに低い。鉄と水素の質量比を太陽の鉄と水素の質量比と比較してその常用対数で示した金属量([Fe/H])の値は0.00 ± 0.01と、太陽と金属量がほぼ同じであることを示している[2]。また、年齢や炭素同位体の存在比率も太陽とほぼ同程度とみられている[3]。

2018年にポルト大学天体物理学センター (CAUP:Centro de Astrofisica da Universidade do Porto)の研究チームは、分光パラメータ、ガイア計画の2回目のデータリリースのデータを用いて、候補天体の化学組成と固有運動を精査した結果、同じ分子雲で生まれた可能性が最も高い恒星としてHD 186302を「太陽の兄弟星(Solar sibling)」であるとする研究結果を発表した[2]。

太陽、兄弟いたんか

空気の持つ熱エネルギーをほぼ100%の効率で回収する伝熱管の開発に成功

電気通信大学と三菱マテリアル株式会社中央研究所のグループは、ほぼ100%の熱回収を可能とする画期的な伝熱管の開発に成功した。

伝熱管には多孔質体を使うこと、さらに、伝熱管と多孔質媒体を焼結することで、伝熱性能を向上できることが知られてきた。そこで、本研究者らは、アルミニウム製の管内に同一素材の繊維体を充填した特殊な多孔質伝熱管を作製し、通常のアルミニウム製伝熱管との比較実験を行った。

実験の結果、通常の長さ150mmの伝熱管では、入口温度を200℃とし、伝熱管の周囲を2℃に冷却した場合、伝熱管の出口から出てくるのは130℃程度の熱風であったのに対し、わずか20%の空間割合で繊維体を25mm充填しただけの伝熱管では、2℃の冷風が排出されたという。アルミニウム繊維体を充填し、伝熱管の長さを短くすることで、伝熱管の入口と出口に約200℃もの驚異的な温度差が生じ、ほぼ100%の損失のない熱回収に成功したことになる。この熱交換効率は、従来比20倍程度にもなるという。

管と繊維体がともにアルミニウム製のため、同一材料で開発が容易であることに加え、軽量で持ち運びしやすいといった利点もある。設置コストの大幅な削減が見込めることから、現在廃棄されている工場排熱や、約-200℃で輸送されるLNG(液化天然ガス)や液化水素の冷熱回収などに利用が期待できる。

「わずか」とか「だけ」とか「驚異的な」みたいな情緒的な表現が引っかかるのだが。

熱交換器のヒートシンク的な部品の効率が向上したという理解でいいんだろうか。

木材を通常の23倍硬くする加工方法が誕生、ステンレスのナイフより3倍切れる木製ナイフが作成可能に

セルロースを改質・圧縮して剛性の高い部材を作る技術は既に幾つかあったような気はする。

モース硬度がどのぐらいになるか書いてないけど、HRC60程度に到達するならその素材でナイフを作ってみたいものだな。

カルダシェフ・スケール

・タイプI文明は、惑星文明とも呼ばれ、その惑星で利用可能なすべてのエネルギーを使用および制御できる。

・タイプII文明は、恒星文明とも呼ばれ、恒星系の規模でエネルギーを使用および制御できる。

・タイプIII文明は、銀河文明とも呼ばれ、銀河全体の規模でエネルギーを制御できる。

人間の脳のように振る舞う汎用人工知能を開発するための方法論を標準化(MONOist)

今回提案されたのは、人間の認知機能を脳全体の神経回路を参照しながら再現する脳型ソフトウェア開発を、BRAを共同で描く設計作業と、BRAに基づきソフトウェアの実装と統合を行う開発作業を分けることによるBRA駆動開発方法論だ。

BRAは脳型ソフトウェアの外部設計仕様書で、メゾスコピックレベルの解剖学的構造を記述した脳情報フロー(Brain Information Flow: BIF)と、ある神経回路の解剖学的構造と一致するように機能を整理した仮説的コンポーネント図(HCD)が、主な構成要素となる。全てのソフトウェア開発プロジェクトは、基本的に特定のHCDに基づいている。

BIFデータは、神経科学の論文やデータを収集、整理して作成され、解剖学的構造における情報の流れが記述されている。脳内におけるさまざまな粒度の「サーキット」をノードとし、それらの間の軸索投射にあたる「コネクション」をリンクとする有向グラフだ。BIFに割り当てられる計算機能は仮設のためHCDと呼ばれ、どのサーキットに対しても複数のHCDが使用できる。

HCDを仕様として参照することで、脳を深く理解していない開発者でも脳型ソフトウェア開発の実装に携われるようになり、作成されたソフトウェアの生物学的妥当性は、その構造と動作がBRAと一致しているかによって評価される。今回提案された方法論に賛同する協力者が増えれば、BRA形式のデータの蓄積と共有が進み、脳の計算論的理解や認知モデルの開発などへの応用につながることが期待できる。

飢餓状態にすると「金属の釘を3日で食べ尽くすバクテリア」が見つかる

「ありえない場所」でマングローブ林を発見、海面上昇予測に関連

寄生虫「エキノコックス」、愛知県で犬の感染相次ぐ 人体に入ると重い肝機能障害

サイズ的に駆除のしようもないような気がするなこれ

「核融合・熱」によるボイラーが実用化へ、金属積層チップで熱を取り出す

怪しい

広島大、電気回路で作った疑似ブラックホールを用いてレーザー理論の構築に成功

大林組、「宇宙エレベーター」実現へ材料検証進める

宇宙エレベーター構想は全長9万6000キロメートルにもなるケーブルを使い、地球と宇宙とをつなぐ。大気圏を突き抜けて伸びるケーブルを、クライマーと呼ぶ車輪の付いた昇降機が伝い、物資や人を運ぶ。

実現のための最重要要素の一つがケーブルの材料選びだ。候補となっているのが鋼鉄の数十倍の強度を持つとされるCNTだ。9万6000キロメートルの長さを支える場合でも、厚さは1.38ミリメートル、幅は最大でも4.8センチメートルで済む。

大林組は15年から宇宙にCNTを1~2年置いた時の影響を調べている。18年には国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」のある地上400キロメートル付近ではCNTが原子状態の酸素により損傷することを解明した。

一方、放射線などの影響はなかった。原子状態の酸素は地上約500キロメートルまでの大気圏だけに存在することから、石川洋二・上級主席技師は「高いところではCNTで問題がない」と指摘する。

大気圏でもCNTが使えるよう、現在は金属やケイ素で表面を保護したCNTを大気圏に置き、影響を調べている。金属は保護機能が高く、ケイ素は軽いのが特徴だ。損傷度合いを確認し、どちらが宇宙エレベーターに使うのに適しているかを見極める。

軌道エレベーターほどの超巨大構造物の定期的な保守点検・メンテナンスは考えるだけで厳しさがあるのだが、そこはどうするのだろうか。

そもそもケーブルの交換はできるのだろうか?

衝撃のUniverse 25実験 理想郷を目指すのは良いことなのか??

■十分な量の食料と水と、広い生活空間を持つネズミ用の特別な空間「マウスのパラダイス」とでも言うべきものを作ったのだ。最初に4組のツガイのネズミを置いた。彼らはすぐに繁殖を開始し、その結果、マウスの人口は急増した。

■しかし、315日後には繁殖力が著しく低下し始めた。ネズミの数が600匹になると、ネズミの間に階層ができ、いわゆる「のけ者」が出現した。

■オスが心理的に "崩壊 "し始めた結果、大柄な個体は群れ全体を攻撃し始めた。その結果、メスたちは自分と子供を守ると言う本来の役割を捨てて、(テリトリーを守る社会的行動を取り始め、その過剰反応で)次々と若い個体に対し攻撃性を見せ始めた。

■時が経つにつれ、幼いマウスの死亡率は100%に達し、繁殖率はゼロになった。絶滅の危機に瀕したマウスの中には同性愛が観察され、同時に、餌が豊富にあるにもかかわらず共食いが増加した。

■実験開始から2年後、この「実験用天国」の最後の赤ちゃんが誕生した。1973年までには、「Universe 25」の全てのマウスが死んだ。

参考

1600万年前の琥珀に微小生物クマムシの化石、「一世一代」の発見

福島の原発事故帰宅困難区域、動物にDNA損傷見られず

著書・共著書は業績であり続けられるのか

核融合発電はどのくらい近いか?

人工光合成、近づく実用化 三菱ケミなど大規模実証成功

慶應大、世界で初めてエラーフリーのプラスチック光ファイバ伝送に成功

電気抵抗のない超伝導技術で「2年間永久電流を流すこと」に日本が初成功

今回の研究グループは、そんな困難な問題を解決させ、2018年に高温超伝導接合を実装したMNR装置の開発に世界で初めて成功しました。

このとき装置を2日間安定させて観測を行い、理論上コイルを冷やし続ければ、外部電源無しで10万年間も電流を流し続けられる、ということを示したのです。

2018年当時の測定では、1時間あたりの磁場の変化率は10億分の1というレベルでした。

しかし、これは時間とともに減少し、なんと2年目の測定では、1時間あたりの磁場の変化率は300億分の1になっていたのです。

これは電流を供給しなくても300万年も磁場を発生し続けることができることを意味しています。

重金属を好むバクテリアを使って汚染水の浄化に成功

しかし研究チームが鉱山から流れ出る廃水を調査したところ、高濃度の六価クロムへの耐性がありるだけでなく、細胞内部に積極的に取り込んでいるバクテリアを発見します。

さらに調査を進めたところ、このバクテリアは六価クロムを取り込むことでグルタチオン-S-トランスフェラーゼやカタラーゼ、ペルオキシダーゼといった様々な抗酸化酵素の生成を増加させる性質があり、有毒なハズの六価クロムを何らかの生理反応に利用している可能性も示されました。

そこで研究者たちは、この奇妙なバクテリアを人間の浄水システムに組み込むことを目的とした実験を開始しました。

結果、新たなバクテリアは六価クロムを最大で99.96%除去できると判明(六価クロムの濃度が50mg/Lの場合)。

ニュートンも驚く超ローテクの“重力蓄電” 近く本格稼働へ

重力発電って結局重りが地面に着地するまでの間しか発電できないので、数秒〜数分の間しか発電できないものだと思うんだけど、巻き上げに使う電力や建設に使われるエネルギーなんかを加味した上で本当に元が採れるのか? という疑問があるのだが。

大腸菌から防弾チョッキよりも強力な人工筋肉の繊維を作り出すことに成功

アメリカ・セントルイス・ワシントン大学をはじめとするグループは、大腸菌に「チチン(コネクチン)」という筋肉タンパク質を合成させて、新しい繊維をつくってみることにした。

チチンは筋肉を構成する3大タンパク質の1つで、これまでに知られてきたタンパク質の中でももっとも大きいという特徴がある。

チチンはそれほど大きなタンパク質なので、普通の大腸菌では手に負えない。そこで遺伝子工学で大腸菌に手が加えられた。

こうして誕生した大腸菌は、小さなタンパク質の断片をつなぎ合わせて、2メガダルトンの超高分子ポリマーをつくることができる。

2メガダルトンとは、細菌がつくり出す平均的なタンパク質の50倍もの大きさだ。

最終的に完成した筋肉タンパク質繊維は、そのポリマーを湿式紡糸法によって紡ぐことで、10ミクロン(人間の髪の毛の10分の1)の太さの繊維に仕上げたものだ。

出来上がった繊維はきわめて強靭だ。なにせ防弾チョッキに使われるケブラーよりも強いのだ。それだけでなく、機械的エネルギーを熱として放散する性能も優れている。

もともと研究グループは、ソフトロボットなどに使う筋肉と同様の性能を持つ素材を研究していたのだという。

だが筋肉タンパク質繊維は、筋肉を構成しているタンパク質とほぼ同じであるために、生体適合性があると考えられる。

そのためロボットだけでなく、たとえば手術用の縫合糸や組織工学の素材としてピッタリであると期待されている。

嫌われ者になったドイツの風力発電は危機的状況に

発電事業なんて基本は補助金がないと成り立たないんだから、コスパを考えると原子力発電以外の選択は考えにくいと思うんだよな。

自然エネルギー系は正直趣味の領域でしかない。

近未来テクノロジー見聞録(34) 工学的アプローチで核融合実現を目指す従来にはない発想を持つHelionとは?

産総研:LEDを用いた全方向に光を放射する新たな標準光源を開発

・照明の明るさを評価する基準となる全方向形標準LEDの試作品を開発

・光強度の安定性が従来の標準電球に匹敵、可視波長全域にわたる光を全方向に均等に放射

・照明産業の持続的な発展とより高精度な照明光源評価への貢献

「OK。では君には別の説明をしよう。神がそう創りたもうた。では他の人に説明を続けよう」と流してましたが。

進化論否定論者って高校時代にもいたなあw

教諭がガラパゴス島の話を始めたのを遮って、「それは間違ってます、だって聖書にはそんなの書いてない」と言い始めたので、教諭が「OK。では君には別の説明をしよう。神がそう創りたもうた。では他の人に説明を続けよう」と流してましたが。

@KGN_works

行動経済学論文のデータ捏造を暴いた記事の大意を和訳してお届けします

著名研究者の有名論文のデータが捏造されたものではないか疑惑とか

「目がある人工脳」を作り出すことに成功、視神経もあり光を検知

おぉー

レーザー核融合で1京ワットのエネルギーを生み出すことに成功、核融合発電の実用化へ大きく前進

京大、熱輻射から黒体限界を超える光電流を生成可能な熱光発電デバイスを開発

天然ダイヤを傷つける、世界一硬いガラス構造の開発に成功

研究チームが今回新しく開発したのは、AM-Ⅲと呼ばれるアモルファス材料です。

硬度試験の1つである「ビッカース硬さ試験」では、113GPaを記録。

これは天然のダイヤモンドのスコア(70~100GPa)よりも高く、最も硬いダイヤモンド(150GPa)よりは低い数値となっています。

開発されたAM-Ⅲはダイヤモンドと同じく、炭素(C)でできています。

そのため二酸化ケイ素(SiO2)を主成分とするガラスとは異なります。

そしてAM-Ⅲの最大の特徴は、非結晶の内部に結晶を含んだ材料だという点です。

基本的に原子が無秩序に並んでいますが、あるセクションでは原子が整列しており、この混沌と秩序の融合が材料を強固にしているとのこと。

つまりAM-Ⅲはダイヤモンドと同じ成分から成り立っていますが、構造の一部はガラスのようであり、また別の一部は結晶のようでもあります。

若いマウスの「うんち移植」で老いたマウスの脳が若返ると明らかに

人間は腸内細菌によって支配されているのか

計算速度を既存の100万倍にする技術が「グラフェン」を用いることで実現する可能性があるという研究結果

結晶中の電子の「バレー自由度」を用いてデバイスに応用する「バレートロニクス」は、次世代の電子デバイスに要求される低消費電力・大容量化などを実現できるとして昨今盛んに研究が行われています。インド工科大学ボンベイ校のM.S.Mrudul氏らは、これまで困難とされてきたグラフェンでのバレー制御を実現したと報告し、現代の100万倍の計算速度を実現する技術の成功可能性を示しました。

ついに核融合発電が現実に、米TAEが2030年までの実用化を目指す

米国の民間核融合エネルギー企業 TAE Technologies(TAE)は、独自のコンパクトな原子炉設計が、5000万℃以上で安定したプラズマを発生させられることを確認。核融合発電技術における重要なマイルストーンを達成したのに伴い、2億8000万ドル(約300億円)の追加資金調達を発表した(発表日は2021年4月8日)。

おっ

東大教授が語る「人がサイボーグになる」の現実度

水素吸蔵合金開発で新発見 希少元素を使わずアルミニウムと鉄で水素を蓄える

水素脆化への耐性はどのぐらいあるのだろうか

量子科学技術研究開発機構のプレスリリースは↓

空気中のCO2回収、10倍速く 都立大が吸収物質発見

おぉー

CO2は積極的にプラスチックにしていこうな

日本製鉄が世界で初めて常圧二酸化炭素からプラスチックの直接合成に成功

おぉー

原子核の「核スピン」による熱発電の実証に成功――スピントロニクス技術の利用で極低温まで適用できる...

東北大学は2021年7月26日、東京大学、岩手大学と共同で、原子核の自転運動「核スピン」による熱発電を実証したと発表した。

環境の温度差から電気を作る熱電変換現象を活用した発電は、次世代のクリーンエネルギー技術の基盤要素として注目されている。熱電変換では、電子スピンの性質を利用したスピンゼーベック効果の発見により、大面積化や薄膜化の容易さなどの観点から、新しいタイプの熱電変換素子として期待されている。

今回の研究では、超低温域まで高いエントロピーを保持する核スピンに着目した。核スピンは電子スピンと比較してかなり低いエネルギーを持っており、絶対零度近辺の低温域でも揺らぎを続けることで、熱電変換を引き起こすことが可能だ。その核スピンの熱揺らぎをスピントロニクス技術によって電力に変換することに成功した。

今回の研究により、これまで磁気共鳴イメージング(MRI)の根幹要素として利用されてきた核スピンが、それ以外の発電という新たな領域に応用できることが示された。また、これまでの電子スピンに核スピンの概念を加えることで、超低温までの適用可能な熱電変換の可能性が開かれた。

4~1400Kにわたって熱膨張ゼロの新物質を発見

おぉー

新たな産業革命の幕開けか?理化学研究所が再現に成功した「量子熱機関」がスゴイ

産業革命以後、熱から動力を生み出す「エンジン」や、その逆の過程である「冷凍機」などの熱機関は、我々の生活に欠かせない基盤技術となった。最近、理化学研究所の大野圭司専任研究員、フランコ・ノリ主任研究員らの国際共同研究グループが、こうした熱機関に量子技術を導入した「量子熱機関」と呼ぶ新現象を模擬的に再現することに成功した。“量子時代”の新しい産業革命の幕開けを予感させる成果だ。(藤木信穂)

実験では、一定の磁場の下で、約9ギガヘルツ(ギガは10億)の磁気共鳴周波数を持つスピン状態を用意。エンジンと冷凍機の二つの熱サイクルを想定し、電圧を方形波状に変調することで、スピンの2準位エネルギー差が大きい、または小さい状態が周期的に代わる状況を作り出した。

すると、ゆっくりとした方形波変調の下で再現される、従来の熱サイクルを模した状況では、量子ビットの測定は“古典的”な結果を示した。

一方、速やかな方形波変調の下では複雑な干渉パターンを示した。これは、二つの熱サイクルの干渉効果、つまり「量子重ね合わせ」が現れたためだと解釈できる。

今回の実験は高温部分と低温部分を省いており、厳密な量子熱機関とはいえない。だが今後、これを含んだ量子熱サイクルを実現できれば、「エンジンと冷凍機の機能を高速で切り替えるといった、古典的な熱機関では実現できない技術の開発につながる」と大野専任研究員らは展望している。

なるほど、わからん。

サカナは「考えるときだけ脳を巨大化できる」と明らかに

6月18日にプレプリントサーバーである『bioRxiv』に掲載された論文、および7月8日に『AUTHOREA』に掲載された論文によると、魚は考える必要があるときに脳を大きくさせ、逆に使わない時には小さくできるとのこと。

最初の研究の対象となったのは、養殖場から逃げ出したニジマスです。

研究者たちは脱走から7カ月間、野生環境で過ごしたニジマスの脳と養殖場に留まっていたニジマスの脳を切り取って、重さを調べてみました。

結果、7カ月間の野生生活によって、元養殖ニジマスの脳は平均で15%も重量が増加していることが判明します。

また脳の部位ごとに大きさの違いを測定したところ、野生生活を送っていたニジマスは、特に「大脳(終脳)」の顕著なサイズアップがみられました。

人間の場合も、大人になってから脳内で新しいニューロンが作られることが知られていますが、その領域は記憶にかかわる「海馬」などに限られています。

しかし魚の場合、脳の全域で、大人になってからもニューロンが新たに作られていることが知られています。

そのため研究者たちは、ニューロンを新たに作る能力の違いが、状況に合わせた脳の大きさを作り出せる要因になっていると考えました。

頭のいい(脳重量の多い)個体が脱走したという可能性はないだろうか

エイリアンは銀河全体を征服するためにワープドライブを必要としないだろう

東大、テラヘルツ波で二次元物質を瞬時に絶縁状態に変化させることに成功

東京大学(東大)は6月30日、二次元物質の代表例である遷移金属「ダイカルコゲナイド」で現れる「電荷密度波」と呼ばれる量子相にテラヘルツ波パルスを照射すると、新しい絶縁体的な状態へと瞬時に変化することを発見したと発表した。

従来より1000万倍以上も効果的な水の消毒法が開発される、空気中の酸素を使ってその場で実行可能

そこで研究チームは、金とパラジウムから作られる触媒を用いることで、空気中の酸素と水に含まれる水素を反応させ、瞬時に過酸化水素を生成する手法を開発しました。実際にこの手法が水の消毒に有効かどうかを確かめるため、研究チームは水に含まれる大腸菌を殺す効果やプロセスについて、市販の過酸化水素や塩素消毒の効果と比較するテストを行いました。

テストでは、新たに開発された手法が水素と酸素から過酸化水素を作り出すと同時に、活性酸素として知られている化合物も生成していることが判明し、この活性酸素が水の消毒において大きな役割を果たしていることも判明しました。また、触媒ベースの消毒手法は、同等の条件下でテストされた過酸化水素と比較して1000万倍以上、塩素による消毒と比較して1億倍以上も効率的に大腸菌を殺すことが示されたとのこと。

金とパラジウムか。治安が悪いところでは盗まれそうだ。

上田良二「応用基礎研究のすすめ」

一般に、大学の研究は基礎的、会社の研究は応用的と思われている。しかし、大学の研究がすべて基礎的ならその各々から大枝小枝が出て発展するはずだが、そうした例は極めて少ない。つまり、大部分は基礎的ではなく末梢的なのである。そこで、金儲けと縁のない研究を純正的と呼ぶことにしよう。私は、研究費を使うだけの研究を「純正研究」、使うだけでなく金儲けの魂胆があるものを「応用研究」と呼んでいる。基礎と末梢、純正と応用の関係は、下図のごとくである。

日本人の多くは、学理を応用して技術を開発するものだと思っている。しかし、歴史上の大発明にはその逆が少なくない。ガリレイは望遠鏡を改良したが、彼は幾何光学を勉強してからその仕事をしたのではない。年表を見ると、彼の仕事はスネルの屈折法則にさえ先立っているから、望遠鏡や顕微鏡の開発が幾何光学を生んだと見るほうが正しい。蒸気機関の発達の後を追って熱力学が確立されたことはよく知られている。ブラウン管の発明も、電子の発見よりわずかながら先だった。学校では基礎の学理を教えてから応用の技術に入るが、それは教えやすくするための方便に過ぎない。今日でも、一見泥臭い応用のなかから美しい学理が生まれる例は少なくない。

残念ながら日本人は、学理を生むような技術を開発したり、技術のなかから学理を育てた経験に乏しいから、教壇に立つ先生まで、学理が先で技術が後と思い込んでいる。このあたりに日本の科学技術のくちばしの黄色さが窺われる。

基礎演習に毛の生えたくらいの仕事をすると、外国の御本尊からほめられることが多い。ほめるほうは協力者を激励するつもりなのだが、ほめられた日本人は自分が一流の研究者になったような気になってしまう。ほめるほうは一流、ほめられるほうは二流、または先生と生徒みたいな関係であることは小学生でもわかるが、それが大学の先生にはわからない。「○○国際会議で好評を博した」とか「高い評価を得た」というのが最近の自薦他薦の最高の形容詞になっている。これは、日本人が自分の業績の価値を自分で判断できないからである。

最近では基礎研究の振興が論じられているが、その根拠は資源なき国の技術立国、すなわち将来の生活の糧を得るためである。もし売れる物を作るだけが目的なら、基礎研究を振興するより現在の方式を徹底的に強化するほうが賢明である。独創性を涵養して基礎研究を振興するのは、灯台に火をつけて世界の人々に恩恵を与えるためである。日本人がその価値を認め、それを実行するようにならなければ、日本が先進国になったとは言えまい。

欧米諸国といえども、そんな上品な先進国の理念をもっているわけではない。特に食うか食われるかの技術開発の世界では、水揚げを忘れてなどいられない。しかし、欧米には日本と違う精神的な伝統がある。日本人に欠けているその精神を養わないかぎり、日本を本当の先進国にすることはできない。

“宮脇方式”の「ミニ森林」が世界で増加、都市部の植樹で人気

小さな土地を活用してできるミニ森林プロジェクトは、日本の植物学者である宮脇昭氏の活動を下地としている。宮脇氏は、土地本来の若木を、間隔を詰めて植樹し、荒廃した土地に短期間で森林を再生させる方法を考案し、1970年代から各地で植樹活動を行った。

氏は日本の植生を広く研究・分類し、ミニ森林を作りたい場所の近くの森を調査して、その森を構成している主な樹木種を何種類も混ぜ合わせて植樹する。2006年、旭硝子財団のブループラネット賞を受賞した際の論文で、宮脇氏は次のように書いている。「その土地に本来生えている樹木を中心に植樹し、自然の森の法則に従うこと」

これやってみたいな

大腸菌でペットボトルを「バニラ」にする方法が開発される

研究チームは、ペットボトルをリサイクルするために、人間の体内で見られる大腸菌に注目しました。

そして研究室で設計された大腸菌は、ペットボトルに含まれる分子テレフタル酸をバニリンに変換できるのです。

実際、チームは分解された使用済みペットボトルやプラスチック廃棄物に大腸菌を加え、バニリンが生成されることを証明しました。

ちなみにチームによると、「生成されたバニリンは人間が食べても問題ない」とのこと。

しかし、今後の研究で安全性を実証しなければいけないでしょう。

クモの糸をまねした「植物性の新素材」が世界を変える可能性がある

イギリス・ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の生物物理学者トーマス・ノウルズ氏ら研究チームは、蜘蛛の糸の特性を模倣した植物由来の新しい材料を開発しました。

研究チームは、植物タンパク質として「大豆タンパク質分離物(SPI:soy protein isolate)」を利用しました。

SPIは大豆油生産の副産物として容易に入手できるため、原材料としては非常に優秀です。

そしていくつかの処理によって、水素結合で強化された大豆タンパク質構造の形成に成功。

また通常のプラスチックと同等の性能と耐久性を備えていますが、生分解性があり、ほとんどの自然環境で分解されます。

Nature に筆頭で出して、英国でパーマネントの職も得たけど、やりがいがなくなったので辞めます

プラズマの中で光を30%加速させることに成功

プラズマに強力なレーザーを2方向から照射することで、プラズマ中の光の速度を調整することができたとの実験結果が発表されました。高温のプラズマと強力なレーザーの相互作用を明らかにしたこの実験結果により、レーザーなどで燃料をプラズマ化させて核融合を起こす慣性閉じ込め方式の核融合技術が大きく進展すると期待されています。

研究チームはまず、レーザーで水素とヘリウムのガスをイオン化させてプラズマを生成し、そこに2本目のレーザーを照射しました。そして、2本のレーザーが交差する部分の光の速さを測定したところ、2本目のレーザー光では水平方向の速度成分がプラズマの屈折率の変化に応じて減速していたことが判明しました。この減速は、2つのレーザーとプラズマの相互作用によって引き起こされたものだったとのこと。

さらに、研究チームが2つのレーザーの周波数を変えると、プラズマ中を進む光の速度を真空中の光速度の10分の1から1.3倍程度までの間で調整することができました。

今回の実験では光速を超える速さが観測されましたが、これは特殊相対性理論や光速度不変の原理といった既存の物理法則を破るものではないので、SFのような超光速の飛行や通信の実現につながるものではありません。とはいえ、高温のプラズマで非常に強力なレーザー光の特性を調整することができたという今回の研究の成果は、夢のエネルギーとされる核融合技術の向上や粒子加速器の改良など、最先端技術にさまざまな恩恵をもたらすとされています。

「これは特殊相対性理論や光速度不変の原理といった既存の物理法則を破るものではない」のは何故なのかが知りたいのだが。

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